DeNA、韓国ソウルに現地法人「DeNA Seoul」を設立
韓国大手との協業や開発サポートを実施し、韓国発の「Mobage」コンテンツを推進


6月27日発表




 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は6月27日、韓国ソウルに現地法人「DeNA Seoul」を設立し、事業展開を開始したことを発表した。設立日は6月13日で、資本金は7億ウォン(約5,200万円)。初代代表取締役社長には、DeNA常務取締役総合企画部長の春田真氏が就任している。

 同社では、韓国ゲーム市場が依然として拡大傾向にあることに加え、2010年を境にスマートフォン市場が急速に普及していることから、現地法人を設立し、韓国企業と、同社のグローバルプラットフォームである「Mobage」との様々な連携を検討、推進していく。

 DeNA Seoulの具体的な事業内容については、韓国市場でのアプリの調達、有力企業への開発サポート、有力な韓国デベロッパーとの協業、韓国企業との連携強化などを挙げており、韓国市場への展開そのものよりは、韓国のゲーム開発力に期待を寄せていることを伺わせる内容となっている。

 同社では「今回韓国に拠点を開設することによって、韓国企業との取り組みをより円滑に進めることが可能となり、スマートフォン上におけるグローバルNo.1ソーシャルゲームプラットフォームのポジションを確固たるものにしていきます」とコメントしている。


(2011年 6月 27日)

[Reported by 中村聖司]