韓国ncsoft、WIN「The Tower of AION」2.5アップデートの情報公開

映像品質の向上や新ダンジョンなど多数の要素を追加


1月6日 テストサーバー実装



2.5アップデートでグラフィックスが向上

 韓国ncsoftは1月6日、Windows用MMORPG「The Tower of AION(タワー オブ アイオン)」の韓国版にて、今後予定している大規模アップデート「2.5アップデート」をテストサーバーに実装した。これに合わせて、日本でのサービスを運営しているエヌ・シー・ジャパン株式会社が、2.5アップデートの情報を公開している。

 2.5アップデートでは、グラフィックスの向上が目玉要素となる。エンジンの性能を高めることで、光の反射や気象効果をよりリアルに表現する。またキャラクターの動きもより滑らかになるという。

 また新規インスタンスダンジョンとして、「テンペル訓練所」と「アラカ」の2つが追加される。「テンペル訓練所」は、次々現われるモンスターをパーティーで倒していく、従来とは異なる概念のPvEダンジョンとなる。「アラカ」は龍界に関係した高レベル向けインスタンスダンジョンとなる。

 ペット機能も強化される。新たに「ペットの気持ち」システムが追加され、ペットを褒めたり一緒に遊んだりすることで、プレーヤーとペットの共感度が上がり、ペットの機能が変化する。ペットの気持ちが最高潮に達すると、ペットからプレゼントを受け取れる。ほかにも、ポーションやスクロール、料理系のアイテムの使用時間が終わると自動的に更新してくれる「自動使用機能」や、モンスターから獲得したアイテムを拾ってくれる「アイテム自動拾い機能」などが新たに追加される。

 キャラクターメイキングでは、男性キャラクター12種類、女性キャラクター9種類の顔パターンが、天族と魔族それぞれに追加される。新たに追加される顔パターンには「アニメ形」が多く、これまでとは違うテイストのキャラクターが作れるようになる。

 レベル差が大きいプレーヤー同士がパーティーを組む際の手助けをする「お助けシステム」も導入される。従来は低レベルのプレーヤーの経験値やアイテムの獲得にデメリットがあったが、「お助けシステム」はそれを解消する。さらに高レベルプレーヤーには「お助けシステム」でのみ遂行できるクエストで報酬が得られる。

 このほか、新規ブランドの衣装やクエスト・スキルの追加、UIの改善、パワーウィキ・パワーマップのゲーム内実装など、さまざまなアップデートが行なわれている。

 なおエヌ・シー・ジャパンは2.5アップデートの日本での実装について、近日中に情報を公開するとしている。


【スクリーンショット】
グラフィックスの変化が大きくそちらに目が行ってしまいがちだが、他にも新ダンジョンやペットシステムの改良などさまざまなアップデートが行なわれる

The Tower of AION (R) are registered trademarks of NCsoft Corporation. Copyright (C) 2009 Ncsoft Corporation. NCJapan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute and transmit The Tower of AION(TM) in Japan. All rights reserved.

(2011年 1月 7日)

[Reported by 石田賀津男]