スクエニ、PS3/Xbox 360「マインドジャック」
3人目の登場キャラ、ゲームシステムなどを公開


10月 発売予定

価格:未定


 株式会社スクウェア・エニックスは、2010年10月に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用マインドハックシューティング「マインドジャック」の新情報を公開した。

【歴史】

2009年 オバマ大統領の就任
2010年 FIFAワールドカップ南アフリカ大会
2012年 第30回夏季オリンピック(ロンドン)
2019年 直径数キロの小惑星が地球に最大接近
2020年 半導体スピントロニクスの実用及び、
     量子コンピュータが実用化
2028年 世界の人口が80億人を超えるニュース
    ナーカス社初のヘッドセットを発売
2030年 NASA、人間の火星到達を実現

 「マインドジャック」は、人の体を乗っ取り、操ることができる技術“マインドハック”を使い、戦いを繰り広げていく新感覚アクションシューティングゲーム。今回紹介するのは、主人公の「ジム・コービン」の上司であり、連邦諜報局(Federal Intelligence Agency、通称FIA)の諜報員でもある「ライル・フェルナンデス」のプロフィール。

 また、本作の特徴となっている「マインドハック」の関連システムとして搭載されている2つの能力、「ワンダラー」と「マインドスレーブ」のシステム情報が公開となったので、こちらの情報も併せて紹介していく。



【プロローグ】
ナーカス社ロゴ
ナーカス社本社ビル
ナーカス社私設部隊
ナーカス社製大型MECH

 西暦2031年。テクノロジーの進化が人々の想像を超え始めた時代。

 FIA捜査官ジム・コービンは1人の女を待っていた。
 上海発の最終便から降り立つはずの反国家活動家レベッカ・ワイスだった。

 2人の出会いは突然のテロで幕を開ける。

 銃弾飛び交う空港から脱出した2人は、互いへの疑念を胸に、眼前の敵を越えていく。 幾多の戦闘を切り抜け、やがて物語の核心をなす陰謀の巣 サン・ミラ市の多国籍企業へ導かれてゆく。

 しかし「彼ら」にとっては、そんな陰謀渦巻く戦場すら遊び場だった。全ては虚構、すなわち幻に過ぎなかった。何故なら「彼ら」は己を晒さずこの戦いに参加していたのだった。

 「彼ら」は街に張り巡らされたネットワークを通じ、人格を乗っ取る術を手に入れていた。そして「彼ら」はジムやレベッカのみならず、敵兵や市民の人格を乗っ取り始めた――。

 自ら“マインドハック”と名付けた技術を使う「彼ら」こそ、2031年の真の支配者と言えるのであった。



【登場キャラクター】
ライル・フェルナンデス
連邦諜報局(Federal Intelligence Agency、通称FIA)の諜報員。かつてはジムの窮地を幾度も救った戦友であり、現在は彼の直属の上司。ジムにレベッカ尾行の任務を与え、ヘッドセットを通して彼をサポートしている。ジムとは別の任務についているようだが、サン・ミラのとある場所でシムと合流し行動を共にする




■ マインドハック

 西暦2031年、人の人格――すなわち“心”を乗っ取る術を手に入れた存在がいた。“彼ら”は己を晒さず、ワンダラー(電子的な魂)として、空間に“出現”した。そして、街に張り巡らされたネットワークや、人々に普及しているヘッドセットを通り、一般の市民や武装した兵士の心に侵入し身体を奪った。そうして彼らはゲーム感覚で戦場を拡大させていった。完全に隠蔽されたこの技術を、彼らは「マインドハック」と呼び、自らをマインドハッカーと名乗った。


【マインドハック】
仲の良い恋人同士でもマインドハックされてしまうと、銃を手に殺し合いを始めてしまうという恐ろしい能力。人格を思いのままに操ることができるマインドハッカーは、この時代の真の支配者と言っても過言ではないだろう
【マインドハックの真実】
マインドハックに関する真実やデータが保存されたコンピュータールームに辿り着いたジムとレベッカ。真実に1歩近づいたジムとレベッカの前に特殊部隊が現われ、攻撃を仕掛けてきた。一体誰が何のために?


■ ワンダラー

 ワンダラーとは、複数の電磁波がある空間内に高密度かつ固定的に収束された、直径0.5メートル程度の電子的な領域のこと。その領域にワンダラーの機能をプログラムとして閉じ込めることで、様々な能力を空間に持たせることができる。マインドハッカー達は、自らの思想を体現した“ワンダラー(カラー)”を纏うようになった。カラーはブルー、レッド、ホワイトの3色があり、各カラーの意味は以下の通り。


【ワンダラー】
ワンダラー(ブルー)世界の秩序こそ平和の礎を考える者たち。
ジムに協力するレベッカ、一般市民などにマインドハック可能。
ワンダラー(レッド)世界の混沌こそが発展の母と考える者たち。
ジムに敵対する兵士、メカ、一般市民などにマインドハック可能。
ワンダラー(ホワイト)ホワイトを纏うのがプレーヤーとなる。
ジム、レベッカ、一般市民などにマインドハック可能。

【ワンダラー】
ブルーレッドホワイト


■ マインドスレーブ

 マインドスレーブとは、対象の装備するヘッドセットなどの電子機器を通して一種の“奴隷化”プログラムを脳に送り込み、服従させるテクノロジー。この技術は、マインドハックと同様にまだ公にされていない。ゲーム中では、ダメージを受け意識を失った、もしくは機能を停止したメカに対してマインドスレーブを使用することで、プレーヤーの支配下に置くことができる。支配下に置かれた対象は、プレーヤーの味方として戦闘に参加し、同士討ちを始める。さらにスレーブ化された対象には、マインドハックを行なうことが可能となっている。これにより、敵の身体を乗っ取り、自らの身を危険に晒すことなく戦闘を行なうこともできるという。


【マインドスレーブ】
大勢の警察官が登場するエリアでマインドスレーブを使用すると、支配下に置かれた警察官はジムの味方となり、同士討ちを始めた。上手く利用することで、戦わずに見ているだけでOKに!?




【登場キャラクター】
フライトアテンダント
彼女はLuna Airways lnc.のフライトアテンダントとして4年前に入社。レベッカと同じ便、上海発サン・ミラ国際空港着の国際線から降りたばかりである
Luna Airways lnc.
欧州に本拠地を置く大手国際空港会社。全世界で93カ国364都市に就航しており客員数は欧州第3位。社名につく「Luna」はギリシア神話の“月の女神”を指し、数年前から開始している宇宙観光事業に合わせ社名を変更した

空港職員(男性)
Luna Airwaysの地上職員で2000年に入社。管理職の立場から、サン・ミラ国際空港の地上スタッフの管理運営にあたっている

謎の男性
水着のような衣装と絶えない笑顔にただならぬ雰囲気を周囲にまき散らしている謎の男性。街のどこに出没するか不明だが、複数の個所で目撃が報告されている。鍛え上げられた肉体は、一般人より多くの弾丸を受け止めることができるということを意味している?

ナーカス中装備兵
ナーカス社の私設部隊所属。最も多く配備されている兵士であり、ヘルメットにはヘッドセットが内臓されている。ハンドガンやマシンガンなど、様々な武器を使って攻撃を仕掛けてくる。レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブを使用すればブルーでもマインドハック可能

フューリー 飛行型MECH
ナーカス社の軍事技術開発部によって作られたメカ。基本構造は民生用ロボットと同じだが、2対の火器と超小型低温式ヴァルターロケット方式の推進装置を持ち、空中からの戦闘支援を得意とする。レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブを使用すればブルーでもマインドハック可能

タイタンズ ゴリラ型クリーチャー
ナーカス社の生命技術開発部によって作られた特殊クリーチャー。平均を遥かに凌ぐ体躯とパワー、俊敏さを持つ突然変異ゴリラの体細胞クローンに遺伝子操作を行ない生み出された。レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブを使用すればブルーでもマインドハック可能


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※画面はすべて開発中のものです。

(2010年 7月 22日)

[Reported by 志賀康紀]