バンダイナムコ、「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」に登場する新3機体を公開
ライブモニターやICカードを使った新たな楽しみも提供


2010年秋 稼動予定


【ライブモニター】
ライブモニターでは、4画面視点のほか、ふかん視点やプレーヤー視点も用意。リアルタイムに対戦中の試合を再生できるのはもちろん、自動的に保存される店舗内の過去100試合分のリプレイデータやランキングなどの情報も閲覧できる

 株式会社バンダイナムコゲームスは、同社の本社ビルにおいて、アーケード向けの新製品商談会を開催した。今回の目玉は、なんといっても2月のAOUショーでタイトルが発表された「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」がプレイアブルで展示されていたこと。業者向けの商談会ということで、あまりプレイする時間はとれなかったものの、何回かプレイすることができたので、その内容をレポートしていこう。

 会場でまず目をひいたのは、筐体の横に設置されていたライブモニター。ライブモニターの中央には4つのボタンとICカードの挿入口が用意されており、ターミナルとしての機能もあることがわかる。今回のバージョンではICカードを使用できなかったため、ターミナルとして動いているところは見れなかったものの、対戦している様子をリアルタイムで表示した上、視点も通常のプレーヤー視点、戦場全体が見渡しやすいふかん視点、各プレーヤーの動きを見れる4画面視点が用意されていた。

 また、ライブモニターでは対戦中の戦闘だけではなく、その店舗で行なわれた100戦分のデータを保存し、リプレイデータを閲覧することも可能だ。リプレイデータはライブモニターで操作して選択することはもちろん、ICカードを使用してプレイした場合は、ICカードを挿入することで簡単にリプレイしたい対戦データを選択できるとのこと。気になる上手なプレーヤーのリプレイや、自分の対戦データを見直して、次の対戦に備えるといった使い方ができそうだ。

 ゲーム内容については、プレイステーション 3と互換性のあるシステム357基板となったことで、グラフィックスが格段に綺麗になったことが真っ先に目についた。バルカン系やバズーカなどの弾のエフェクトが、今までよりも見やすくなったように感じられ、このあたりのグラフィックスの進化が、戦術に若干影響をおよぼすこともありそうだ。

 気になる参戦機体としては、「ガンダムVS.ガンダムNEXT」と同様に、ガンダムシリーズの主役級のモビルスーツが選択できたほか、新機体として「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」からガンダムアストレイ レッドフレーム、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」からクロスボーンガンダムX1改、「機動戦士ガンダム MS IGLOO」からヅダが登場することが発表されている。今までに登場していないスピンアウト作品からもモビルスーツが参戦することで、さらにバリエーションに富んだ戦闘となることだろう。

 このように、「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」は、新基板によってグラフィックスが進化しただけではなく、ライブモニターの導入やICカードの採用や、スピンアウト作品からも新機体が参戦など、従来の「機動戦士ガンダム VS.」シリーズにはなかった遊び方も用意されている。VS.シリーズのファンはもちろん、ガンダムシリーズや対戦アクションゲームが好きな人にとっても、今から稼動が楽しみなタイトルといえそうだ。


【筐体】【ICカード】




【ガンダムアストレイ レッドフレーム】
「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」よりガンダムアストレイ レッドフレームが参戦。オーブ連合首長国の試作型モビルスーツ。崩壊したヘリオポリスで極秘に開発されていたASTRAYの1機。 メインの武器は、モビルスーツ・サイズの日本刀「ガーベラ・ストレート」


【クロスボーン ガンダムX1改】
「機動戦士クロスボーン・ガンダム」よりクロスボーン ガンダムX1改が参戦。大型の可動式のスラスターが機動力を高め戦場を駆け巡る。特殊武器のザンバスターを駆使し接近戦を制する!


【ヅダ】
『機動戦士ガンダム MS IGLOO』よりヅダが参戦。ジオン公国軍がツィマッド社に依頼し、宇宙空間での機動性と推力を重視して設計・開発した軌道兵器。最大推力ではRX-78ガンダムをも凌駕

(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・毎日放送

(2010年 4月 30日)

[Reported by 菅原哲二]