株式会社日本一ソフトウェアは、ニンテンドーDS用RPG「ウィッチテイル　見習い魔女と７人の姫」を5月28日に5,040円で発売する。CEROレーティングはA(全年齢対象)。おとぎ話に登場するような国々での冒険を描くファンタジーRPGで、キャラクター・デザインはタニエル氏。予約特典としてコレクションCDが付属する。

　今回の記事では、リデルの冒険を手助けする人形「トゥス・ドール」や、新たに公開されたお姫さまをはじめとするキャラクターたち、ステージ写真、システムの一部を紹介する。

【ストーリー】

魔法学校に通う見習い魔女・リデルは、好奇心と向上心の強い女の子。自分だけが使える魔法を手に入れたいと、古代魔法を探して古城を訪れる。城の奥深く、曰くありげに厳重に保管された本を見つけたリデルは、喜び勇んで本に手を伸ばした。 　リデルの手が本の表紙に触れると、いきなり本から強い光があふれ出し、本から強力な魔女が飛び出して姿を消してしまった。リデルが触れた本は、まさしく古代魔法の力を秘めた本。中には、かつて世界を大混乱に陥れた“古書の魔女”が封印されていた。 　古書の魔女はリデルの前から姿を消すと、自分を本に封印した女王アリスへの復讐のため、世界に呪いをかけた。美しかった国々に魔物が溢れ、姫たちにも災いが降りかかる。古書の魔女を再び封印することを目指し、リデルは旅立つ。 　当面の目標は、世界にあふれる魔物たちを倒し、各国を治める6人の姫に会うこと。吸血鬼の青年・ルウをお供に連れ、リデルは最初の国「レム・スウィティア」を訪れる。お菓子の王国として名高いレム・スウィティアにも呪いの影響は色濃く、国は乱れ、グレーテル姫も眠りについたまま目を覚まさないとか……さらには、暴走した姫の従者が襲いかかってきたりと、リデルの冒険は刺激的な始まりとなる。

リデル（主人公）
	魔法学校に通う見習い魔女。勝気で負けん気が強く、自分の魔女としての才能に自信を持っていいる。目標は「世界一有名な魔女になること」。プライドが高いため、間違いを認めたり謝るのが苦手だが、責任感は人一倍。自分の行動がきっかけで古書の魔女の封印が解けたことに責任を感じ、冒険へと旅立つ。
■セリフ　「もう！　しょうがないわねっ。セキニンでもなんでもとってやろうじゃない！」

カグヤ＆月の竜
	植物の王国「リーフロウ」を治めるお姫さま。月から降りてきた天女の末裔だと言われている。リーフロウは千年前に古書の魔女によって1度滅び、多くの人々や文化が失われた。カグヤ姫が治める今のリーフロウは、植物の国という共通点はあるものの、過去とは趣が異なるという。
■セリフ　「ほほ……たのもしいこと。そなたの持つ力は、光にも闇にもなろうなあ」

アクア＆海の番人
	海の王国“オルセリオ”を治めるお姫さま。人魚の姿をしており、海の底にある国を統治している。暗い海の底にいながらも明るくマイペース。そこを「のん気者」と、心配する姫もいるようだ。ルウとはもともと知り合いのようで、親しげに会話をすることも。
■セリフ　「あ～ん、心配してくれたの～？　アクアの王子さま～!!」

帽子屋
	リデルの前にふらっと現われては意味深な台詞を残して消える謎の人物。時には冒険のヒントをくれることもある。ルウとは昔からの知り合いらしいが、あまり仲は良くないらしい。
■セリフ　「ごきげんよう、お嬢さん」

チェシャ猫
	まるまると太った、ふてぶてしい態度のネコ。帽子屋と同じく、たまにリデルの前に現われる。
■セリフ　「笑えるニャ～」 「ふってわいた、ワザワイに、住人もヒメも、てんてこまい」

■「ウィッチテイル」の世界と扉の間

　この世界には７つの王国があり、中央の「ロロ」を6つの王国が囲んでいる。各国は、それぞれの「姫」によって治められており、姫たちのそばには「従者」が控え、身の安全を保っている。しかし強力な守護者たちも、古書の魔女の呪いの影響をうけ、平時とは違う行動をとり始める。

お菓子の王国、海の王国のサンゴ、植物の王国の夜桜、氷の王国の洞窟など、さまざまな景色が待っている。

　リデルの冒険は、ルウが眠っていた古城の「扉の間」が基点となる。扉の間に並んだ扉を利用して世界各国へ移動できる。当面は、ストーリー中で示された国へ移動し、姫に会うことを目標に冒険を進めることになる。扉の間からは、回復やショップ機能を有した「影のすむ街」にも移動できる。

■リドルの冒険を助けてくれる人形達「トゥス・ドール」

　リデルの冒険を手助けし、共に敵に立ち向かってくれる仲間は、トゥス・ドールと呼ばれる人形。戦闘パーティーに登録すれば、魔法も使える攻撃主として役に立つ。なかには「パーティー全体の防御力UP」や「攻撃力UP」などの特徴を持っており、パーティーに組み込むことでメリットをもたらす人形もいる。

　戦闘用のパーティーは、リデルを中心に2体の人形を組み込める。2体の組み合わせによっては従来以上のメリットを発揮することもあり、組み合わせを考える楽しみがある。手に入れた人形は全て持ち歩けるため、マップや敵の弱点などに合わせてパーティーを変更できる。

　手に入れた人形は、メニューの「へんせい」から、戦闘パーティーに組み込める。「へんせい」や「ステータス」の項目では、人形のパラメーターや、独自の能力・メリットなどを確認できる。人形の得意分野に合わせて「戦いが楽になるようサポートして欲しい」、「ガンガン攻撃して欲しい」などの目的を持って選ぶと、戦闘がよりスムーズに展開できる。

　人形も、リデルと同様に経験値を得てレベルアップする。能力の上昇や、新たな魔法の習得など、成長することで、より頼りになるパートナーとなる。パーティーに入っていない人形も、経験値の一部を取得できる。

・ダイナ人形：リデルがゲーム開始時から持っている人形。リデルにとっては想い入れのある人形なのだとか。ボーナスとして、パーティー全体の物理防御力をアップさせる。レベルが上がると、リデルがダメージを受けそうになったときに身代わりになってくれることもある。

・バロイ人形：序盤で手に入る人形のひとつ。毒の属性を持った魔法を操る。敵の体力をじわじわと削って確実に弱らせるので、ボス戦などの長期戦にも向いている。

(C) 2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC./HITMAKER,INC.
＊記事で使用されている画面は、開発中のものです。