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「ポケモンスリープ」、「ソーシャルジェットラグ」をテーマにした調査を実施!

世界7カ国約1,700万人のユーザーデータから抽出した結果を公開

【睡眠ソーシャルジェットラグ調査】
3月13日 実施結果公開

 ポケモンは、3月14日の「世界睡眠デー」を記念し、Android/iOS用睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)」の世界7カ国(※1)約1,700万人のユーザーデータから「睡眠ソーシャルジェットラグ調査」を実施したことを明らかにした。

 「Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)」は現在、全世界累計で2,000万ダウンロード超えを記録しており、これまでに7億回以上の睡眠が計測されている。

 今回の調査のテーマは、仕事・学校などで制約がある平日と、時間に比較的融通の効く休日の入眠・起床時刻のずれ(※2)を指す「ソーシャルジェットラグ」。ソーシャルジェットラグによって、まるで時差ぼけをしているかのような身体・精神的な症状が引き起こされるため、この症状は「社会的時差ぼけ」とも言われている。

 調査の結果、世界7カ国で共通してソーシャルジェットラグの該当者が一定数見られたという。そのうえで日本のユーザーにアンケートを実施したところ、何らかの睡眠に関する悩みや症状を実感している人がいることが明らかになった。詳細な結果および、睡眠学者である柳沢正史教授のコメントが公開されている。

 また、睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep」内に登場し、あらかじめ就寝目標の時刻を設定する機能である「ねむりの約束」をテーマにした、特別映像が3月13日7時よりポケモン公式YouTube チャンネルにて公開される。

(※1)世界7カ国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ)を対象として算出。
(※2)今回の調査では、平日と休日の睡眠時間帯のずれを、社会的時間(学校や仕事にあわせた生活リズム)と生物学的時間(生物として快適な生活リズム)の不一致ととらえ、1時間以上の差をソーシャルジェットラグに該当すると評価。

「睡眠ソーシャルジェットラグ調査」を実施

(1)世界平均で平日の入眠時刻は0時17分、起床時刻は7時56分。休日の入眠時刻は0時44分、起床時刻は8時50分。日本の睡眠時間は世界ワースト1位、ただし、睡眠の規則正しさは1位

 世界7カ国のユーザー1,700万人以上を対象とし、起床タイミングが月曜から金曜のデータを「平日」、土曜から日曜のデータを「休日」として分析すると、平均入眠時刻は平日が0時17分、休日が0時44分、平均起床時刻は平日が7時56分、休日が8時50分という結果になり、平日と休日における入眠時刻の差は平均27分、起床時刻の差は平均54分だった。世界各国で入眠時刻・起床時刻ともに休日の方が遅くなっていた。

 また、日本を他国と比較すると、平日と休日の入眠時刻のずれは18分と最も小さく、起床時刻は45分とトップレベルに小さいことがわかった。日本は平日の平均睡眠時間が7時間1分と最も短い国でもあるが、平日と休日の睡眠の時間帯のずれは総じて最も小さい国であるという結果となった。

 なお、「Pokemon Sleep」のリリース直後から現在までプレイしている日本人において、リリース直後3カ月時点での平均睡眠時間は6時間55分であったのに対し、本調査の対象である直近3カ月の平均睡眠時間は7時間26分であったことから、リリースからおよそ1年半で日本人の睡眠時間は約30分伸びていることもわかっている。

 入眠時刻の規則正しさは、「Pokemon Sleep」内でユーザーが、あらかじめ就寝目標の時刻を入力し、その時間をめざして就寝する「ねむりの約束」を守っている割合からも検証できる。

 いずれの7カ国も平日には6割から7割前後で「ねむりの約束」を守っていた一方で、休日には「ねむりの約束」を守った割合が5割から6割に低下していた。最もその差があったのはドイツ(16.5pt)で、次いでフランス(15.3pt)イタリア・アメリカ(同率12.7pt)という順になった。

 日本は他国と比較し、平日・休日を問わず「ねむりの約束」を守る人が多い一方で、そういった状況においても平日と休日では10pt以上の差が発生している。

 加えて、日本において「Pokemon Sleep」のリリース直後3カ月時点と直近3カ月で「ねむりの約束」を守っている割合を比べると、平日で8.4pt、休日で6.4pt増加していた。これらのことから、リリース当初と比較し、月日が経つと共に規則正しく眠ろうとする意識が向上している様子も伺える。

(2)睡眠リズムの乱れによって時差ぼけ状態の可能性があるユーザーは世界で4人に1人以上!? 日本では若い人ほど睡眠リズムが乱れていることが発覚

 ソーシャルジェットラグとは、仕事・学校などで制約がある平日と、時間に比較的融通の効く休日の入眠・起床時刻のずれを指す。このソーシャルジェットラグを測る指標として、入眠時刻と起床時刻の中央の時刻である「ミッドスリープタイム」(睡眠中央時刻)のずれがある。

 今回の調査では、ミッドスリープタイムが1時間以上ずれている状態をソーシャルジェットラグの該当者としたとき、世界でソーシャルジェットラグがあった人は26.1%となり、4人に1人以上が時差ぼけ状態に陥っている可能性があることがわかった。ミッドスリープタイムのずれが30分以上だった人は、世界平均で54.5%となった。今後、このずれが広がることで、時差ぼけ状態になる可能性もある。

若い人ほど睡眠リズムが乱れている!?

 日本においては、ミッドスリープタイムが1時間以上ずれている人は16.5%で、世界平均26.1%と比べソーシャルジェットラグの該当者は少ない傾向にあった。世代別で比較すると若年層ほど該当者の割合が高く、60代の3.1%に対して10代は26.0%がソーシャルジェットラグの該当者となった。

 若い人は整理学的に体内時計が「夜型」になりやすいと言われており、睡眠が不規則になりがちであることが今回の調査でも確かめられた。

【柳沢正史教授 コメント】

・「ソーシャルジェットラグ」と「ミッドスリープタイム」って?

 ソーシャルジェットラグは、たとえば、次の日が休みだからといって夜ふかしをすると、休日だけ「遅寝遅起き」になり、平日と休日の間に自分で時差を作り出してしまっている、という考え方がもとになっています。もともとは、20年ほど前にヨーロッパの研究者たちが考えた概念で、いわば自分が金曜日に西の国に移動し、月曜日に東の国に戻ってきたような状態になるということです。生活する時間が後ろにずれると、月曜日に早起きをするのが辛くなるのもわかりますよね。

 入眠と起床のちょうど中央の時刻を「ミッドスリープタイム」(睡眠中央時刻)と呼びますが、この睡眠中央時刻は「遅寝遅起き」「早寝早起き」のいい指標になります。平日と休日の睡眠中央時刻を比べることで、ソーシャルジェットラグを評価することができるのです。
 一般的には、休日の睡眠時間が平日よりも2時間以上長いと、平日に睡眠不足に陥っていると考えます。仮に入眠時刻が変わらずに、休日に2時間長く眠ったとすると、ミッドスリープタイムは自動的に1時間ずれますよね。この1時間というのが、ソーシャルジェットラグの1つの基準になるとも言えるでしょう。

 人間は本当に睡眠が充足していたら、それ以上眠ることはできないので、週末に「寝すぎて」調子が悪く感じたり、月曜日の朝辛かったりというのは、眠りすぎたのではなく、実はソーシャルジェットラグによる典型的な症状なのです。

(3)ソーシャルジェットラグを知らない人は日本で88%超え! ソーシャルジェットラグ該当者の半数以上が「日中も眠気を感じる」・「朝の起きづらさを感じる」

 日本の「Pokemon Sleep」ユーザーにアンケート調査を実施したところ、ソーシャルジェットラグを88.8%の方が知らないと回答した。

 ソーシャルジェットラグの該当者では「日中も眠気を感じることがある(57.6%)」・「朝に起きづらさを感じることがある(50.1%)」・「日中に疲労感やだるさを感じることがある(46.8%)」・「時間的には十分に睡眠をとっていても、寝足りないと感じることがある(42.9%)」といった何らかの睡眠に関する悩みや症状を自覚していることが多く、そういった症状を実感するタイミングとして、第1位に朝、起きた瞬間(60.4%)、第2位午後、仕事・勉強などをしているとき(36.1%)次いで午前、仕事・勉強などをしているとき(29.1%)が挙がった。

(4)ソーシャルジェットラグによる時差ぼけ状態の予防・改善意向があるのは該当ユーザーの8割以上。「Pokemon Sleep」の機能である「ねむりの約束」によって2人に1人が「予定を切り上げて睡眠を優先したことがある」と回答

 ソーシャルジェットラグの該当者では、時差ぼけ状態を予防・改善したいと思っている人が87.8%いることが分かった。また、同じくソーシャルジェットラグ該当者からは、夜ふかしをしてしまう誘惑として「Web動画(YouTube やTikTok など)をダラダラと見てしまう(56.2%)」・「SNS(XやInstagram など)をダラダラと見てしまう(53.9%)」などが挙がっていた。

 「ねむりの約束」がもたらす心的効果について尋ねたところ「毎日の就寝時刻を意識するようになった(91.6%)」・「ポケモンのためにねむりの約束を守ろうと思うことがある(89.5%)」と回答があった。「ねむりの約束」のために予定を切り上げて睡眠を優先したことがある」には、半数を超える55.5%のユーザーが「当てはまる」・「やや当てはまる」と回答するなど、「ねむりの約束」がユーザーの行動を変容させる要因の1つになっていることも示唆された。

【柳沢正史教授 コメント】

 ・ゲームをきっかけに、睡眠に対する優先順位を上げることができているのは素晴らしい!

 今回の調査結果で、日本のユーザーが諸外国ユーザーと比べ若干ソーシャルジェットラグ該当者が少なめだったのは興味深いです。「Pokemon Sleep」は1週間を単位に規則的な睡眠を取るほど総合評価が高くなるようにできていますので、日本人はそれを非常に真面目に実行しているのかもしれません。

 また、2人に1人が「Pokemon Sleep」の「ねむりの約束」で実際に行動を変えているということは、普段「色んなことをやりたい」・「仕事が忙しい」・「勉強も忙しい」・「友人との時間も欲しい」、と睡眠を軽視しがちな日本人でも、睡眠に対する優先順位を上げることができていることを意味します。ゲームをきっかけに、睡眠を優先するという考え方への転換が起こるのは素晴らしいことです。

 ソーシャルジェットラグにならないようにするためには、平日にも十分な睡眠時間を確保し、睡眠不足を残さず、休日も同じくらいの時刻に眠って起きるのが理想です。また、休日に睡眠を延ばすにしても、ミッドスリープタイムをできるだけ変えないように睡眠を両側に伸ばす、つまり、次の日遅くまで眠っていい日ほど早く眠る、それが1つのコツですね。

 ミッドスリープタイムや睡眠時間は「Pokemon Sleep」で可視化できますので、自分が調子よく生活できる自分なりの「睡眠コアタイム」を見つけ、それを守ることを日々の約束にすると良いかもしれません。

調査概要

調査(1)「世界7カ国の睡眠ソーシャルジェットラグ調査」

調査内容:世界7カ国の「Pokemon Sleep」プレーヤーデータによる睡眠に関する実態調査

調査地域:日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ

調査期間:2023年7月~2024年10月

分析対象:「Pokemon Sleep」を3カ月以上継続プレイした人、月平均計測回数が20回以上の人

分析人数:約1,700万人のなかから、上記分析条件に当てはまるプレーヤーデータを各国ランダムで400サンプル抽出

【睡眠時間の定義、及び調査手法】
 前提として、1サンプルにつき、1日1回の睡眠測定データのみ使用し、9時から18時の間での入眠データ、夜時間帯でも分割して入力されているデータ(22時から2時と3時から7時に分けて計測等)、途中覚醒での誤入力データとも考えられる睡眠時間が3時間以下のデータは集計対象から除外している。※計測した人そのものは除外とせず、該当データのみ削除。

・睡眠時間は、ねむる(睡眠計測開始)を押した時刻から終了を押した時刻までではなく、実際に睡眠が計測(推定)された時間。睡眠時間は、最初に深い睡眠(ぐっすり)に入った時刻からカウントされ、最後に浅い睡眠に移った(ぐっすりからうとうとに移った)時刻で終了になる。
・本調査では、便宜上、起床タイミングが月曜から金曜のデータを平日、土曜から日曜のデータを休日として扱っている。

・どのようなサンプルを抽出したのか?
 3カ月継続、月平均計測回数が20回以上のユーザーから、ランダムにデータを抽出している。また、日本を対象にしたアンケートも、3カ月以上継続プレイしたユーザーの回答をベースに調査が行なわれている。

 プライバシーポリシーについては下記サイトを参照。

□「Pokemon Sleep」に関するプライバシーポリシーのページ

調査(2)

調査内容:「Pokemon Sleep」ユーザーにおけるソーシャルジェットラグ

調査地域:日本

調査期間:2024年12月19日~2024年12月25日

分析対象者:16歳以上、「Pokemon Sleep」を3カ月以上継続プレイした人、2024年9~11月の月平均計測回数が20回以上の人

分析人数:回答が得られた26万人のなかから上記分析条件に当てはまるユーザーをランダムで4,729人抽出

調査方法:ゲーム内に表示されたバナーからのアンケート

「ねむりの約束」をテーマにした特別映像公開!

 「ねむりの約束」をテーマにした特別映像が3月13日7時より公開される。

 映像内では、日頃の疲れから休みの前日の夜につい夜ふかしの誘惑に負けてしまいそうになる主人公を、くさねこポケモン「ニャオハ」が可愛らしく引き留める様子が描かれている。主人公とニャオハとの微笑ましい関係性にも注目。3月26日までの期間、渋谷にて「ねむりの約束」をテーマに、つい自宅に早く帰りたくなる影絵風ライトアップが登場。「ニャオハ」だけではなく全9種のポケモンが登場する。

【「ニャオハとのねむりの約束」篇|「Pokemon Sleep」】
公開日時:3月13日7時

公開場所:ポケモン公式YouTube チャンネル

【ストーリー】

「やっと休みだ……」と疲れた様子で帰宅をした主人公の様子を伺うニャオハ。休日が来るという解放感からか、テレビをつけたり、マンガを読んだり、アイスに手を伸ばしたり、つい夜ふかしをしてしまいそうになる主人公にニャオハがとった行動とは……?

ポケモンの寝顔が夜だけ地面にライトアップ!

 世界睡眠デーに合わせ、3月13日から「ねむりの約束」をテーマにしたライトアップが渋谷リバーストリートと渋谷アクシュにて開催される。

 「Pokemon Sleep」に出てくるポケモンたちの可愛らしい寝顔を影絵風に表現し、期間中、夕方以降の時間限定でライトアップされる。

期間:3月13日~3月26日

ライトアップ時間
・渋谷ストリーム前 金王橋広場、渋谷リバーストリート 17時~5時
・渋谷アクシュ 20時~5時

※期間とライトアップ時間は変更になる可能性あり。
※各施設への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

世界睡眠デーを記念して「ねむりの約束」ごほうび2倍!

対象期間:3月28日4時~4月14日3時59分
対象フィールド:すべてのフィールド

 「世界睡眠デー」を記念して、期間中は「ねむりの約束」のごほうびスタンプが1日2個押される。

<注意事項>
※開催期間中に計測開始した睡眠データのみ、ボーナスが掛かります。
※“開催期間前に計測した睡眠データ”を報告せず、開催期間中に「あとで報告」した場合、ボーナスは掛かりません。
※“開催期間中に計測した睡眠データ”を報告せず、開催期間後に「あとで報告」した場合、ボーナスは掛かります。