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任天堂、前年比約-50%の減収減益。2025年3月期第1四半期決算を発表

「ペーパーマリオRPG」と「ルイージマンション 2 HD」はミリオン達成

【2025年3月期第1四半期 決算説明資料】

8月2日 発表

 任天堂は8月2日、「2025年3月期第1四半期 決算説明資料」を公開した。

 2024年4月より6月にかけての決算が公開され、売上高は2,466億円の前年同期比-46.5%、営業利益は545億円の-70.6%、経常利益は1,134億円で-55.3%という形になった。為替レートが円安に推移したものの、Switchのハードウェアおよびソフトウェアの販売数量が前年同期を下回ったことや、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」に関連する映像コンテンツ収入の減少などが要因としている。なお、2025年3⽉期の連結業績予想については、5⽉7⽇に公表した業績予想から変更はないとしている。

 ハードおよびソフトの販売状況も公開されており、ハードウェアは210万台で-46.3%、ソフトウェアは3,064万本で-41.3%といずれもマイナスになった。前年はアクションアドベンチャー「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」や、こちらのデザインを取り入れたSwitch本体「Nintendo Switch(有機ELモデル) ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムエディション」が発売され非常に好調な売上を記録していた。その影響を受け、このような増減になった。

 一方で、RPG「ペーパーマリオRPG」は176万本、アクション「ルイージマンション2 HD」は119万本と、任天堂の新作タイトル2本がミリオンを達成。また、他メーカーのタイトル1本を含む計3作品が100万本を超える売上を記録した。