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「魔法少女まどか☆マギカ」初の浮世絵木版画「円環之理」7月27日12時より発売
「アルティメットまどか」のイラストを職人の手仕事によって細部まで再現
2024年7月24日 17:18
- 【「魔法少女まどか☆マギカ」浮世絵木版画「円環之理」】
- 7月27日12時(日本時間)~ 発売予定
- 価格:71,500円(送料別)
トーキョー・ダブ・エージェントは、ECプラットフォーム「AKIHABARA PREMIUM COLLECTION」にて、「魔法少女まどか☆マギカ」の浮世絵木版画「円環之理」を7月27日12時(日本時間)より日本・北米ほか世界各地で発売する。価格は71,500円(送料別)。
本商品は「魔法少女まどか☆マギカ」初の浮世絵木版画。「円環の理」を題字とし、「魔法少女まどか☆マギカ」のアニメーション制作・シャフトによる「アルティメットまどか」のイラストを繊細な職人の手仕事によって細部まで再現している。
希望を願う魔法少女がやがては絶望し魔女になるという悲劇の連鎖から、全ての魔法少女を解き放つことを願い魔法少女となった主人公“鹿目まどか”。
その願いは非常に大きく、まどか自身は新たなる世界の概念「円環の理」と化した。
「円環の理」は、誰にも観測されず、干渉もされない存在。魔法少女が倒れ魔女になろうとするとき、その姿を現わし世界の理の外へ導いて行く。
「魔法少女まどか☆マギカ」浮世絵木版画「円環之理」
販売価格:71,500円(送料別)
販売数:限定300部
額箱&浮世絵木版画証明書付き
仕様:絵 約243×363mm(幅×高さ)
額 約432×547×40mm(幅×高さ×奥行き)
額:木材、裏版・木製合板
マット:紙製
和紙:人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
彫師:菅香世子
摺師:伊藤達也
スワロフスキー装飾:MOKO(Karma Creative)
浮世絵版元:版三
※敬称略
浮世絵木版画制作のこだわり
人間国宝 岩野市兵衛による、究極の越前生漉奉書
1978年に九代目岩野市兵衛を襲名。2000年6月に、国の重要無形文化財「越前奉書」の保持者(人間国宝)に認定されている。
越前の風土の中で代々受継がれてきた「越前生漉奉書」を漉き続ける。
「生漉奉書(きずきほうしょ)」とは楮(こうぞ)を原料にして漉かれている、日本の伝統と歴史に裏付けされたまさに和紙の中の和紙。
筆の滑りも良く、神事の儀礼用紙の他、版画等にも使われ、数百回木版で摺る圧力にも耐えうる究極の和紙を今回使用し、江戸古来の日本の伝統の紙の質感や、100年後、200年後も残り続ける様想いを込めて今回採用した。
究極の手彫り、手摺の美学。
彫り
浮世絵木版画は、まずデザインを元に木版を色ごとに分け、ひとつひとつ彫り出す所から始まる。それは恐ろしいほど緻密な作業の連続で、たった1ミリのずれですら画面全体に及ぼす影響は大きく、完璧にずれなく彫り上げる様はまさに職人の長年の鍛錬の賜物とも言える。
輪郭や髪、姿形は勿論の事、題名や色に現れない背景の部分も含めて、全て手作業で彫り続る。これ程までに繊細な木版を使用するからこそ、何千回も摺りをしている中で欠けてしまったり、破損してしまうため、浮世絵は全て限定生産でしか送り出せないものとなっている。
摺り
色ごとに伝統の塗料をベースに摺りの作業が始まる。これもたった1ミリのずれや圧力が弱すぎたりすると画面全体にずれが生じてしまうという職人技が求められる世界。
また、色合いは摺ってみないと最終的にどうなるか分からない中、数十回も塗料を変更しながら、究極の色彩を追求した。
1965年 東京根津に生まれる。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。
欧州(オーストリア、ハンガリー、フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project