ニュース

コエテク会長が母子家庭向け教育財団を設立。中・高・大学生対象に学資金を提供

第1期生募集に関する情報は10月公開

【公益財団法人 襟川教育財団】

7月1日 公益財団法人に認定

コーエーテクモホールディングス代表取締役会長・襟川恵子氏。「襟川恵子・トップメッセージ・採用情報」より

 コーエーテクモホールディングスの代表取締役会長・襟川恵子氏による「襟川教育財団」が7月1日、神奈川県知事より公益財団法人の認定を受けた。

 「襟川教育財団」は、母子家庭の日本国籍を有する中(2年から3年生)・高・大学生に学資金を提供する財団法人。

 襟川氏は挨拶にて、「シングルマザー家庭の年収は、平均240万円程で、同じひとり親家庭であるシングルファザー家庭に比べると半額以下となります」「現状の大学進学を望む学生は、中学生の間から塾で学ぶ必要がありますが、その費用の捻出は一般的なシングルマザー家庭の年収では困難なことが考えられます」「私の父は恵比寿で歯科医師をしており、新築ビルの完成直前に脳梗塞で亡くなり、シングルマザー家庭となりました。私が小学校2年の時です」として自身の境遇と合わせて母子家庭における教育費用の捻出の困難さを語っている。

 そのうえで同氏は、「国の援助が行き届かないシングルマザー家庭分野での人材教育の支援に活かしたいと考えています」「この学資金を通じて、将来の日本の発展のため、シングルマザー家庭のお子様が世界で活躍されることを願っております」との意向を表明している。

 既に募集要項も公開されており、各区分における細かな応募資格や給付される学資金の金額を確認できる。なお、襟川教育財団育英生(中学生、高校生、大学生)の2025年度(令和7年度)の第1期生募集に関しては10月頃に情報が公開される予定となっている。

□「襟川教育財団」設立趣旨
□「襟川教育財団」募集要項

【「襟川教育財団」設立趣旨・挨拶】