アイドル達が生配信！　新プロジェクト「アイカツアカデミー！」スタート

　バンダイは「アイカツ！」シリーズの新プロジェクトとして「アイカツアカデミー！」(#デミカツ)をスタートする。

　「アイカツ！」はバンダイが展開するアイドルを目指す女の子が奮闘するシリーズで、「データカードダス」と「アニメ」でシリーズ展開していたが、「アイカツアカデミー！」は公式YouTubeチャンネル「アイカツアカデミー！配信部」での配信番組が中心の展開となる。最初の配信は7月27日19時より、「お披露目ライブ」が行われる予定だ。

新しい「アイカツ！」は配信番組が中心となる

　「アイカツアカデミー！」で活躍するのは3人の女の子。ロールしたピンクのロングヘアーが特徴の「姫乃みえる」、ショートカットとゴシックロリータ衣装が印象的な「真未夢メエ」、青いウェーブがかった髪を持ち元気いっぱいな「和央パリン」。彼女たちは「配信部」による歌や踊りのライブだけでなく、それぞれの個人配信も行い、ゲーム配信なども行っていく。バーチャルYouTubeとしての活躍も行っていくという。

姫乃みえる

真未夢メエ

和央パリン、3人がトップアイドルを目指して配信を行っていく

デザインは「アイカツ！」シリーズを手がけたデザイナー

　「アイカツ！」は"スポ根"のノリも大きな特徴。配信を行っていく中で3人のアイドルは「トップアイドルになるには？」をテーマに様々なチャレンジやレッスンも行っていく。アイドルになるため、配信を行い、ファン達に自分たちが努力した結果としてライブを見せ、時には生配信でファンと交流を行っていく。

　もう1つ、「アイカツ！」ならではの展開としてwebサービスによって配布されるカードがある。「アイカツアカデミー！カード」はマイページで管理でき、ライブや配信を通じて配布されるカードをコレクションできるだけでなく、ランダムでカードを入手できる「アイカツアカデミー！カード メモリアルコレクション」といったパックも販売される。

【アイカツアカデミー！カード】

　発表会では「記者会見」も行われた。正面のスクリーンにみえる、メエ、パリンがちょこんと座った姿が映し出され、司会や記者の質問に答えた。みえるは明るくかわいらしい雰囲気。メエは自分の活動で周りの人を元気にしたいという。パリンはちょっと天然も入った女の子。「バーン」というような擬音も使うコミカルさがある。彼女たちのキャラクターは今後配信を通じてより明らかに、魅力的になると感じた。

　ちょっと面白かったのが、フォトセッション、スクリーンに映ったアイドル達に声をかけ、目線をもらってシャッターを切るのはなかなか新鮮な体験だった。彼女たちがどのように成長していくか、注目したい。

記者会見

フォトセッション、声をかけて目線をもらった

　発表会では「アイカツアカデミー！」のプロデューサーを務めるバンダイのメディア部シニアプロデューサーの原田真史氏によってプロジェクトの成り立ちの説明がなされた。「アイカツ！」シリーズはデータカードダスやアニメという展開をしていったが、2014年に「アイカツ！LIVE イリュージョン」という、ライブパフォーマンスを中心としたコンテンツもあった。昨今のVTuberの展開の先取りとも言えるこの流れを「アイカツアカデミー！」では追求したいとのこと。原田氏は「アイカツ！」シリーズの初代プロデューサーであり、シリーズの可能性を探っていきたいとのことだ。

プロデューサーの原田氏。初代「アイカツ！」のプロデューサーでもあり、「アイカツアカデミー！」はシリーズの新しい可能性を追求していくという

ライブの楽しさ、現代の技術や環境での「アイカツ！」の表現を追求したいという

　発表会の後、原田氏にもう少しだけ話を聞いてみたが、「アイカツアカデミー！」では会員向けのサービスなど、VTuberとしての展開も強化していくという。これまでの「アイカツアカデミー！」は「アイカツ！」シリーズの"アニメ/ゲームのキャラクター"としてではなく、オーディションでアイドルへの道を踏み出した女の子達であり、実際にアイドルとして成長していく。バンダイがプロデュースするアイドルとしても注目して欲しいとのことだ。

グッズ展開も積極的に行われる