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時代はゲームパッドか……! EVOJ2024、「スト6」「鉄拳8」「GGST」など優勝を“パッド勢”が席巻

各選手の使用デバイスに注目が集まる

【EVO Japan 2024 presented by ROHTO】

会期:4月27日~4月29日

会場:有明 GYM-EX(ジメックス)

「ストリートファイター6」部門優勝 MenaRD選手

 4月27日から4月29日にかけて開催された対戦格闘ゲーム大会「EVO Japan 2024 presented by Rohto」において、主要タイトル優勝者の使用デバイスが全てゲームパッドだったことが話題となっている。

 大会最終日のDAY3では「ストリートファイター 6」、「GUILTY GEAR -STRIVE-」、「TEKKEN 8」の決勝トーナメントが実施され、それぞれのタイトルにおけるチャンピオンが決定した。注目すべきは各タイトルの優勝者が使用していたデバイス。3タイトル共に全員が“パッド勢”となっており、XなどのSNS等で「全員パッド勢ってマジか」、といった声が多数挙がり話題となっているようだ。

 格闘ゲームといえば、ゲームセンターの筐体で対戦する文化が昔から根付いており、これに慣れ親しんだ日本のトッププロとよばれる選手の多くが十字キー部分がレバー型のアーケードコントローラーを使用し、過去の様々な大会で実績を残してきた経緯がある。昨今ではボタンで全てを操作するレバーレスコントローラーと呼ばれるタイプのデバイスを使う選手も多く、各メーカーからは様々なデバイスが販売されている。

 そんな中、今大会ではパッド勢が大躍進。もちろん今までもパッドを使用して活躍してきた選手はたくさんいるが、EVOの様な大きな大会の主要タイトル全ての優勝者が揃ってパッド勢となったのはかなり珍しいことではないだろうか。

 今大会の会場では、過去の大会を振り返ることができるちょっとしたミュージアムが設置されていたのだが、そこには歴代のアケコンがズラり。こういったことから、今までの主流はやはりパッドよりもアケコンだったことがよくわかる。

 「EVOJ2024」を終えてこういった話題が出てくるということは、格闘ゲームへの注目度、使用デバイスへの関心がより高くなってきたという見方もできる。今後、格闘ゲームの大会において試合を観戦する際には、選手がどういったデバイスを使用しているのか、といった点にもぜひ注目していただきたい。

「鉄拳8」部門優勝 チクリン選手
「GUILTY GEAR -STRIVE-」部門優勝 TempestNYC選手