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「FFXIV: 黄金のレガシー」でAMD FSR 1.0とNVIDIA DLSS 2.0に対応
さらに全プラットフォームでアップスケーリング技術を適用。フレームレートを維持して美しい画面が可能に
2024年4月13日 16:45
- 【ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー】
- 7月2日発売
スクウェア・エニックスは、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/PC/Steam用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」の全プラットフォームでAMDとNVIDIAのアップスケーリング技術に対応することを発表した。
「黄金のレガシー」では、グラフィックスアップデートが行なわれ、解像度の向上や、新たなライトやシェーダーの追加により世界がより美しく描画されるようになる。しかしその分求められるスペックが高くなるため、PS4などではどうなるのかは気になる部分だった。今回、アップスケーリング技術に対応したことで、スペックに不安のある環境でもグラフィックスアップデートで美しくなる世界をしっかり堪能できるようになるとプロデューサー兼ディレクターの吉田氏が名言した。
今回採用されたアップスケーリング技術は、ゲームのリアルタイム映像を元の解像度よりも高い解像度に変換する技術。対応することで、スペックの低い環境でも高品質な映像や高フレームレートでのプレイが可能になる。
発表されたのは、AMDが提供しているFSR(FidelityFX Super Resolution)1.0と、NVIDIAが提供しているDLSS(Deep Learning Super Sampling)2.0への対応。
デフォルトではAMD FSRに設定されており、PC版、Mac版、PS4版ではシステムコンフィグのグラフィック設定の中で「3Dグラフィックス解像度スケール」を50%から100%の間で選択できるようになる。この値を100%から下げることでFSRが適応され、解像度が維持されたまま負荷を下げることができる。
また、「ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする」という項目はチェックマークを付けると、フレームレートが下がってきた場合に、自動的に解像度を下げる機能。適用するスケールレートのしきい値が設定できるので、例えば「60fpsを下回った時に適用」を選択しておけば、60以下になると自動的に解像度が下がっていく。ただアップスケーリング技術によって、画像の品質が維持されるので、環境に不安があるなら入れておくと安心だ。
Windows版でDLSS 2.0に対応したグラフィックボードを利用している場合には、NVIDIA DLSSを選択できる。RTX 20シリーズ以降のGPUが搭載されたグラフィックボードで使用できる。DLSSでは解像度スケールやダイナミックレゾリューション、アンチエイリアスは自動的に調整される。
PS4版では項目を自分で調整することはできないが、最適なグラフィックスで楽しめるよう調整されている。Xbox Series S版では負荷軽減のために、影のLODのみ強制有効化されている。
グラフィックスアップデートは今回が第1弾で、今後継続的に全体がブラッシュアップされていく。「黄金のレガシー」開始時点ではまだ対応していない箇所も、今後のアップデートで高解像度なテクスチャに置き換わっていくということなので期待して待ちたい。
(c)SQUARE ENIX
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