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「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve -」アンコールまで大盛上がり!!
新たな試みが導入されたライブシーンをレポート!
2024年2月18日 21:00
- 1月26日~1月28日 開催(幕張メッセ国際展示場 9~10ホール)
- 2月17日~2月18日 開催(インテックス大阪4~5号館)
千葉県の幕張メッセで開催された「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve -」では、ステージ演出の強化や昼・夜公演でのセットリスト変更、ユーザーからの投票で選ばれた衣装を出演者が着るなど、これまでとは違う新たな試みがいくつも導入されている。ここでは1月28日の夜公演を取り上げて紹介していこう。
何よりも大きく違うのは、ステージ上での演出だろう。これまでとは異なり、ユニットごとに舞台がまったく違う、それぞれの特色を活かしたステージが表現されるようになった。同時に、新たに導入されたAR・VRカメラにより、バーチャルステージに立つメンバーをさまざまな角度で見ることができるようになっている。
会場からステージ上を見ると、背景はそれぞれのユニットごとに変化するものの、メンバーは横一列に並んでいるようにのみ見えてしまう。しかし、舞台の左右に配置された巨大なモニタの映像は、AR・VRカメラを通して撮影されたものが流されており、それを見るとステージ上を立体的に動き回るメンバーの姿を確認することができたのだ。
今回のライブで披露されたのは全部で24曲だが、その模様をステージ写真と共に解説していこう。
最初に登場したのは、今回のイベントでメインのイラストに描かれている6人。披露してくれたのは「Journey(作詞・作曲:DECO*27)」で、1曲目ではあったがスタートと同時に会場はオールスタンドアップ状態になり、来場者は皆、声を出せることを楽しんでいた。
冒頭に記載したように、正面ステージの左右に設置された巨大なモニターにはAR・VRカメラで撮影された映像が映し出され、観客は1度に2種類の映像を体験可能。会場では臨場感を楽しめたが、期間限定でABEMAにて配信された映像では、ステージ固定映像とAR・VRカメラの躍動感ある動画を自由に見ることができた。
ワンダーランズ×ショウタイム
1曲目を歌い終わった6人がステージ上から姿を消すと、そこに「ワンダーランズ×ショウタイム」の舞台と天馬 司・鳳 えむ・草薙寧々・神代 類・鏡音リンの5人が登場し、まずは「ショウタイム・ルーラー(作詞・作曲:鳥屋茶房)」を披露。
1度幕が閉じると、司を始めとして各メンバーの個性豊かな自己紹介が始まり、会場は大盛り上がり。その後、リンと司、類は1度退場し、残った2人がUFOを呼ぶと、そこからなんとミクさんが登場。ここでは楽曲「エイリアンエイリアン(作詞・作曲:ナユタン星人)」を歌ってくれた。
ところが3曲目を歌おうとすると、なんとステージに“舞台崩壊まで10秒”のカウントダウンが! この緊急事態に助けを呼ぶと、KAITOが颯爽と登場。5人で「トンデモワンダーズ(作詞・作曲:sasakure.UK)」を披露して、「ワンダーランズ×ショウタイム」のショータイムはお開きとなった。
MORE MORE JUMP!
続いて、ステージが演出と共に開いた門となり、「MORE MORE JUMP!」の花里みのりと桃井愛莉、そして鏡音リンが登場。まずは「セツナトリップ(作詞・作曲:Last Note.)」を披露。観客席から見ているとキャラクターたちが左右に動いているように感じたが、AR・VRカメラの映像では舞台を前後左右に走り回っており、躍動感に驚かされっぱなし。
曲が終わると桐谷 遥と日野森雫、そしてミクさんも加わり、ステージ上は一気に華やかな雰囲気に。6人がそれぞれ自己紹介を行ない、その流れでペンライトを端から順番に上げていくウェーブを観客にお願いすると、それに応える形でさまざまな灯りが右から左、左から右へと光りの波となって駆け抜けていった。この手のものを現地で体験したのは初めてで、会場の一体感を感じ取り感心ひとしお。
ここでリンが退場し、5人で「イフ(作詞・作曲:ユリイ・カノン)」を熱唱。そして最後は「モア!ジャンプ!モア!(作詞・作曲:ナユタン星人)」を歌い、彼女たちのステージはひとまず終了となる。
25時、ナイトコードで。
次にステージに現われたのは、「25時、ナイトコードで。」の宵崎 奏、朝比奈まふゆ、東雲絵名、暁山瑞希の4人とMEIKO。1曲目「アイディスマイル(作詞・作曲:とあ)」を歌い、静かに場を盛りあげていった。曲が終わると奏が疲れてしまったこともあり、観客に向かって「疲れたら休んでね」と、着席を促してくれる一場面も。
MEIKOはここでいったんステージを降り、替わってミクさんが登壇。次の曲に行くかと思ったものの、奏はやはり休憩を取ることになり、同じく少し休むことにしたまふゆと共にステージ裏へ。3人がステージに残ると、瑞希は絵名と“第1回お客さん盛りあげ対決”と称して、どちらがより多く観客から歓声を得られるかの勝負を挑む……が、最終的にはミクさんが1番大きな声援をもらったということで、暖まった観客席と共に次の曲「ジェヘナ(作詞・作曲:wotaku)」を披露。
曲が終わるとミクさんは退場し、先ほどまで休んでいたまふゆと奏がKAITOと共にステージ上へ。「ザムザ(作詞・作曲:てにをは)」を歌い上げ、彼女たちのステージは幕を閉じた。
Vivid BAD SQUAD
入れ替わりで現われたのは、小豆沢こはね、白石 杏、東雲彰人、青柳冬弥の「Vivid BAD SQUAD」の4人。最初は“彰人と冬弥のステージ”と宣言した2人が、レンを加えての3人メンバーで1曲目「雨とペトラ(作詞・作曲:バルーン)」を歌った。曲後の、彰人と冬弥の「まだいけるよな!」、「こっちも負ける気はねぇからな」という会話には、会場から女性ユーザーの熱い歓声が飛び交う場面も。
レンはここでミクさんとバトンタッチして、彼らメンバーにとっての始まりの歌となる「Ready Steady(作詞:q*Left/作曲:Giga)」を熱唱。曲が終了するとミクさんと入れ替わりでKAITOが登場し、ラストの「虚ろを扇ぐ(作詞・作曲:獅子志司)」を披露して「Vivid BAD SQUAD」のステージは終了した。
Leo/need
ステージが暗転すると、そこに登場したのは「Leo/need」のメンバー、星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩にレンを加えた5人。挨拶代わりにと「STAGE OF SEKAI(作詞・作曲:針原翼(はりーP))」を披露し、会場を自分たちの色へと染め上げていく。
1曲目での盛り上がりを見届けたレンは、ここで退場。バンドメンバーの紹介が始まり、その流れで新たにルカが加わっての「Hello, Worker(作詞・作曲:ハヤシケイ)」歌唱となった。
このライブで一緒に歌い、「Leo/need」としての一体感を改めて感じた4人は新たな決心と共に、ルカからバトンを渡されたミクさんと最後の曲「the WALL(作詞・作曲:buzzG)」を歌いあげると、ステージを後にした。
バーチャル・シンガー
6組目のバンドとして登場したのは、ミクさんをはじめとした鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOの「バーチャル・シンガー」の6人。「僕たちも負けていられないね」というレンのセリフを受けて、まずは衣装チェンジ……をしたところ、牛柄の可愛くも今日のステージには似合わない服装に替わってしまう。会場からの笑いの中、再び衣装を変更すると、今度はバッチリ! 素敵に決まったところで披露してくれたのは、「セカイ(作詞:DECO*27/作曲:堀江晶太(kemu))」だった。
これで全員が登場したことでライブは終了かと思いきや、“みんなの歌いたいという気持ちが届いた”ことでのスペシャルステージが始まることとなり、会場からは大歓声が巻き起こった。
ライブも終盤に! より一層、大いに盛り上がる!
ここからは、各バンドが1曲ずつ交代で歌を披露することに。最初に登場したのは、「Vivid BAD SQUAD」の4人とMEIKO。「仮死化(作詞・作曲:遼遼)」を力強く歌い、次のメンバーへとバトンタッチ。
続いて、ルカを加えて登場した「ワンダーランズ×ショウタイム」が披露してくれたのは、「Mr. Showtime (作詞・作曲:ひとしずく×やま△)」。彼ららしいパフォーマンスを見せながら歌い上げ、ステージを後にする。
次に出番となったのは、ミクさんも駆けつけた「Leo/need」の面々。5人で聴かせてくれたのは「てらてら(作詞・作曲:和田たけあき)」で、いつも以上に気合を入れて歌っていた。
続いての登場は、「MORE MORE JUMP!」の4人とルカ。歌ってくれたのは「パラソルサイダー(作詞:ナナホシ管弦楽団/作曲:岩見 陸)」で、ステージ上を所狭しと駆け回りながら観客に曲を届け、やりきった表情で次のメンバーに舞台を譲っていく。
ここでステージに現われたのは、「25時、ナイトコードで。」の4人。レンも加わり、疲れを見せることなく5人は全力で「バグ(作詞・作曲:かいりきベア)」を歌いきり、役目を終えた清々しい表情で舞台を降りていった。
「バーチャル・シンガー」6人が最後に登場し、今日のステージを楽しんでくれたお礼を伝えてライブはいったん終了。ここからは「アンコール」の大歓声が会場を包み続け、その熱気に押されて遂に6人が再登場! この日のクライマックスを迎えた。
会場にいる観客の熱い思いを受けて、6人が歌ったのは「アイムマイン(作詞・作曲:halyosy)」。大声援を受けて歌い終えると、「最後の最後は、あの子たちにお願いしちゃおうかしら」というMEIKOの台詞を受けてミクさん以外のキャラが一歌、みのり、こはね、司、奏に入れ替わり、ライブ開始時のメンバーに。その顔ぶれで最後に「NEO(作詞・作曲:じん)」を歌い上げると、2時間半にも及んだステージは無事にフィナーレを迎えた。
最後に、1月28日夜公演のセットリストを掲載しておこう。
【セットリスト】
曲数 | 曲名 | 作詞・作曲 | 歌唱 |
---|---|---|---|
1 | Journey | DECO*27 | 星乃一歌・花里みのり・小豆沢こはね・天馬 司・宵崎 奏・初音ミク |
2 | ショウタイム・ルーラー | 鳥屋茶房 | 天馬 司・鳳 えむ・草薙寧々・神代 類・鏡音リン |
3 | エイリアンエイリアン | ナユタン星人 | 鳳 えむ・草薙寧々・初音ミク |
4 | トンデモワンダーズ | sasakure.UK | 天馬 司・鳳 えむ・草薙寧々・神代 類・KAITO |
5 | セツナトリップ | Last Note. | 花里みのり・桃井愛莉・鏡音リン |
6 | イフ | ユリイ・カノン | 花里みのり・桐谷 遥・桃井愛莉・日野森 雫・初音ミク |
7 | モア!ジャンプ!モア! | ナユタン星人 | 花里みのり・桐谷 遥・桃井愛莉・日野森 雫・初音ミク |
8 | アイディスマイル | とあ | 宵崎 奏・朝比奈まふゆ・東雲絵名・暁山瑞希・MEIKO |
9 | ジェヘナ | wotaku | 東雲絵名・暁山瑞希・初音ミク |
10 | ザムザ | てにをは | 宵崎 奏・朝比奈まふゆ・東雲絵名・暁山瑞希・KAITO |
11 | 雨とペトラ | バルーン | 東雲彰人・青柳冬弥・鏡音レン |
12 | Ready Steady | q*Left/Giga | 小豆沢こはね・白石杏・東雲彰人・青柳冬弥・初音ミク |
13 | 虚ろを扇ぐ | 獅子志司 | 小豆沢こはね・白石 杏・東雲彰人・青柳冬弥・KAITO |
14 | STAGE OF SEKAI | 針原翼(はりーP) | 星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・鏡音レン |
15 | Hello, Worker | ハヤシケイ | 星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・巡音ルカ |
16 | the WALL | buzzG | 星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク |
17 | セカイ | DECO*27/堀江晶太(kemu) | 初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO |
18 | 仮死化 | 遼遼 | 小豆沢こはね・白石 杏・東雲彰人・青柳冬弥・MEIKO |
19 | Mr. Showtime | ひとしずく×やま△ | 天馬 司・鳳 えむ・草薙寧々・神代 類・巡音ルカ |
20 | てらてら | 和田たけあき | 星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク |
21 | パラソルサイダー | ナナホシ管弦楽団/岩見 陸 | 花里みのり・桐谷 遥・桃井愛莉・日野森 雫・巡音ルカ |
22 | バグ | かいりきベア | 宵崎 奏・朝比奈まふゆ・東雲絵名・暁山瑞希・鏡音レン |
23 | アイムマイン | halyosy | 初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO |
24 | NEO | じん | 星乃一歌・花里みのり・小豆沢こはね・天馬 司・宵崎 奏・初音ミク |
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