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「ブラック・ジャック」の新作が11月22日発売「週刊少年チャンピオン52号」に掲載決定

AI×ヒトで挑む「TEZUKA2023」作品

【「ブラック・ジャック」新作】

「週刊少年チャンピオン52号」掲載決定(11月22日発売予定)

 「TEZUKA2023」プロジェクトがAIとヒトのコラボレーションで制作に取り組んできた「ブラック・ジャック」の新作が完成し、11月22日発売の「週刊少年チャンピオン52号」(秋田書店)に掲載されることが決定した。

 「TEZUKA2023」プロジェクトは、クリエイターと「ブラック・ジャック」を学習したAIのインタラクティブなやりとりにより、「ブラック・ジャック」の新作を制作するもの。本プロジェクトには、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務で開発している技術が活用されている。

【主なメンバー(敬称略)】
栗原聡(慶應義塾大学 理工学部教授/人工知能学会 副会長)
手塚眞(手塚プロダクション 取締役)
村井源(はこだて未来大学 システム情報科学部教授)
橋本敦史(慶應義塾大学 理工学部特任講師/オムロン サイニックエックス シニアリ
サーチャー)
石渡正人・日高海(手塚プロダクション)

【「TEZUKA2023」プロジェクト コメント】

 AIとヒトのコラボレーションでマンガの神様・手塚治虫に挑み、新作「ぱいどん」を生み出した「TEZUKA2020」から3年。

 クリエイティブの分野ではインタラクティブ性の高い共創型AIサポートシステムの存在が、ヒトならではの能力である創造性の発揮につながることに着目し、今回のプロジェクトではクリエイター自身がAIを操作しながら制作を進めてきました。

 現状の生成AI がクリエイターの創造性サポートツールとして、どれくらい通用し、どのような課題があるのか。産業・文化への貢献を目的としたこの研究プロジェクトの成果にご注目ください。

「TEZUKA2023」プロジェクト経緯

・2019年「TEZUKA2020」プロジェクト発足
 手塚治虫作品を学習したAI とクリエイターによる新作制作を目指す。

・2020年2月新作「ぱいどん」発表 「※ TEZUKA2020プロジェクト」終了
 2020年7月栗原教授、手塚プロらが中心となるチームにて研究継続。「インタラクティブなストーリー型コンテンツ創作支援基盤の開発」としてNEDO「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に採択される。

・2023年5月「TEZUKA2023」プロジェクト発足
 「ブラック・ジャック」新作制作決定