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「サイバーパンク2077」のオフラインイベント「Phantom Liberty Tour」開催、六本木のクラブがゲームそのものの世界に変貌!

【Phantom Liberty Tour】

9月2日開催

会場:R3 Club Lounge

 CD PROJEKT REDは9月2日、オープンワールドRPG「サイバーパンク2077」のオフラインイベント「Phantom Liberty Tour」を東京・六本木のR3 Club Loungeで開催した。本イベントは9月26日に配信される有料DLC「仮初めの自由(Phantom Liberty)」の発売を記念してのもの。抽選で選ばれたファンが多数訪れた。

 「サイバーパンク2077」ではゲーム内でも様々なバーやクラブが登場する。イベントは六本木のクラブをゲーム内風にアレンジ、まるでゲームの世界が現実化したような楽しい空間となっておりファン達はその世界観を充分に楽しみ、ゲームの感想などを話し合っていた。。本稿ではイベントの楽しさを写真とともに取り上げていきたい。

六本木のクラブが「サイバーパンク2077」の世界に! ゲーム内の世界に降り立ったような興奮が味わえる

全身クロームの人気女優リズィーも登場! 本当にナイトシティを訪れたような楽しさ

 「Phantom Liberty Tour」は「サイバーパンク2077」の世界観をしっかり楽しむことができるイベント。壁にはゲーム内で登場していたポスターが貼られ、ドリンクコーナーではゲーム内のドリンクを頼める。さらにテーブルにはゲームに登場するスナックと、会場に入るだけで楽しい。

様々な壁に貼られたゲーム内のポスター。ゲームが現実になったような感覚だ

 サイバーパンク達が集まる伝説のバー「アフターライフ」では、サイバーパンク達の名前を冠したスペシャルカクテルが頼める。そのドリンクがバーに並ぶのはサイバーパンクに敬意を表して。どう生きるかではなく、どう死ぬか、メニューに並んでいるサイバーパンク達はどんな伝説を残したのか、それを語り、いつか自分の名前を冠したカクテルが並ぶことを夢見てサイバーパンク達はアフターライフで酒を飲むのだ。

 会場では「ジョニー・シルバーハンド」、「ジャッキー・ウェルズ」、「デイヴィッド・マルティネス」の3種の特別カクテルが用意されていた。どれもがゲーム内でのメニュー通り。例えばジョニーのカクテルはテキーラにビールに唐辛子となかなか強烈な組み合わせだ。さらに楽しいのがビニールの特別パッケージのところ。点滴のパックのようにも見えるデザインもゲームと同じだ。スナックも面白い。中身はきなこ(大豆))中心のバーだが、ショウガがふんだんに使われていてピリリと辛い。目だけでなく"味"でも「サイバーパンク2077」を体験できる。

語り継がれるサイバーパンクの名前を冠したカクテル。レシピも設定通りだ

 来場者を驚かせるのが、公式コスプレーヤーによる「リズィー・ウィズィー」のコスプレである。人気女優であるリズィー・ウィズィーは、トップに君臨し続けるために外観すべてをクローム(サイバーウェア)に覆っている上に、アップデートを頻繁に繰り返している。会場ではその設定通り、全身銀色でありながらセクシーで、妖しい雰囲気のあるゲームキャラクターを見事に表現している。

 ゲーム内キャラクターの雰囲気を壊さないため一切しゃべらないというかなり気合いの入ったコスプレだが、気さくに写真撮影には答えてくれるし、サービスたっぷりのポーズもとってくれ、会場で人気を集めていた。

ゲーム内の人気女優リズィー・ウィズィーが現実に登場! 無表情だがサービス精神たっぷり

 そして注目ポイントがこのリズィー・ウィズィーがDLC「仮初めの自由」で着用する特別製のヘッドセットだ。このヘッドセットは造形作家のIKEUCHI氏がデザインしたものになることが会場で発表された。

 オリジナルヘッドセットは、メカニカルでかなりごついデザインだ。耳を覆う部分だけでなく、側頭部から頭頂部までロボットのスラスターユニットのようなパーツが配されていて、巨大な冠のよう。どんな機能を持っているか想像力が刺激される。今回、IKEUCHI氏のインタビューも行った。後日掲載するのでお楽しみに。

DLC「仮初めの自由」に登場する造形作家のIKEUCHI氏がデザインしたヘッドセット

 来場者の大きな楽しみの1つが、DLC「仮初めの自由」の先行プレイ。発売に先駆けてゲームに触れるというのは普段はできない体験だ。「仮初めの自由」に関しては弊誌では先行プレイレポートとインタビューを掲載している。

 「仮初めの自由」は「サイバーパンク2077」のプレイ中に挑戦できるクエストとして導入される。「サイバーパンク2077」で主人公V(ヴィー)は死の運命に直面しており、この運命を避けるために戦うというのがプレイの原動力なのだが、腕利きのネットランナーといわれる「ソングバード」を名乗る人物が通信で「協力すればおまえを死の運命から解放してやる」と話しかけてくるのだ。

 ソングバードに導かれVはこれまで行くことができなかった新地域「ドッグタウン」に赴き、陰謀でこの地域に墜落させられた飛行機の中から「新合衆国の大統領・ロザリンド・マイヤーズ」の救助を依頼される。ドッグタウンはナイトシティの中でも独立したルールで動く地域。勝手の違う地域で、Vは大統領を救うため奔走することとなる。

 また、「仮初めの自由」導入と同時にゲームそのものも大きなアップデートが導入される。これまでのスキルシステムを一新、バランスや要素を調整するだけでなく、空中ダッシュや敵の弾丸を刃ではじき返すなど様々な要素が追加されている。会場の試遊では「仮初めの自由」のシナリオだけでなく、新しいシステムを体験することも可能だ。

【サイバーパンク2077:仮初めの自由 [日本語吹替版]】

 もう1つ、来場者だけの特典として “V役声優 小林親弘さんと「仮初めの自由」の魅力を紹介!”と “TRIGGER今石監督と『エッジランナーズ』最終話を徹底解剖!”というステージイベントがあった。こちらは来場者限定トークイベントで、制作上の裏話や、アフレコの大変だったことなどファンにはうれしい内容だった。

 全体的にファンにはとても楽しいイベントだった。筆車も会場でファン達と話し、ゲームの感想やアニメ「サイバーパンクエッジランナーズ」の好きなポイントなども話すことができた。このイベントはファンのコミュニティを活発にさせてくれる。「仮初めの自由」発売を楽しみにしたい。

「エッジランナーズ」の原画も展示
グッズを購入できる物販コーナーも