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「ゆっくり茶番劇」商標は「はじめからなかったことに」。ドワンゴが報告

無効審決によって商標にまつわる問題はすべて解決へ

7月24日 発表

 ドワンゴは、同社が運営する「ニコニコ公式」Twitterアカウントにて、「ゆっくり茶番劇」商標の無効審決が下された通知を特許庁より受領したことを7月24日に発表した。

 2022年5月20日にYouTuberの柚葉氏によって「ゆっくり茶番劇」が商標登録されたことをめぐる無効審判が行なわれた。

 2022年5月23日に同社は本件に対する今後の対応を発表しており、「商標権の放棄交渉」、「『ゆっくり茶番劇』の商標登録に対する無効審判請求」、「使用料を請求されてしまった方への相談窓口の設置」、「商標登録による独占の防止を目的とした『ゆっくり』関連用語の商標出願」の4つを発表している。

 すでに本件商標登録は放棄による抹消となっているが、登録日から抹消日までの間は商標権が発生していた。しかし、今回の無効審決は、過去にさかのぼり「はじめからなかったこと」にして、当該商標権を打ち消すものとなっている。

 また、一定期間内に審決取消訴訟が提起されなければ、「ゆっくり茶番劇」の登録を無効とすべきと判断した無効審決が確定となり、「ゆっくり茶番劇」にまつわる商標権についての問題がすべて解決するとのこと。

 同社は「審決が確定しましたら、あらためてお知らせいたします」とコメントしている。

□「文字商標『ゆっくり茶番劇』に関するドワンゴの見解と対応について」