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なぜハイジがこうなった? 映画「マッド・ハイジ」キャラクター動画公開

「教えておじいさん、復讐の仕方を!!」

【映画「マッド・ハイジ」】

7月14日 公開予定

 7月14日より公開予定の映画「マッド・ハイジ」において、「ハイジキャラクター動画」が公開された。

 本作は、幾度となく映像化されてきた、スイスの作家ヨハンナ・シュピリ氏の児童書「アルプスの少女ハイジ」を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジしたエクスプロイテーション映画。配給会社は、R15になるよう修正を入れようと試みたが、過激なシーンが画面一杯に本編で随所に繰り広げられているために、修正を断念したという。

 今回公開された「ハイジ キャラクター動画」は、最初こそ我々のイメージ通りアルプスの大自然を駆け回り健やかに育った健全なハイジが、なぜ乱暴なキャラクターに変わっていったのかがよくわかる映像となっている。ハイジは、ペーターと愛をささやき合い幸せな日々をすごしていた。しかし、ある日愛するペーターがハイジの目の前で違法な闇チーズ取引の罪で公開処刑されてしまう。絶望のどん底に突き落とされたハイジは覚醒。復讐を果たすため「教えておじいさん、復讐の仕方を」と猛特訓に励むのだった。

 すっかり逞しくなったハイジは、「全員ぶっ殺してやる!クソ野郎ども」とこれまで口にしたこともないであろう酷い言葉を発し、ハルバードを振り回し兵士たちを一網打尽に。次第に生き生きとした表情で兵士の首を素手で決めていく。終いには「これで、ヨーデルしてな」と下ネタにまで手を出し男性兵士の局部に武器を突き刺したり、真っ二つに切り裂くという成長っぷりを見せつける。「私はもういい子じゃない」と仲間たちと共に復讐を誓うハイジだった。「マッド・ハイジ」はまさに予想の斜め上を行く展開を見せ続ける。

【『マッド・ハイジ』キャラクター紹介【ハイジ篇】】

映画「マッド・ハイジ」

公開日:7月14日(金)
ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
製作:ヴァレンティン・グルタート
エグゼクティブ・プロデューサー:テロ・カウコマー「アイアン・スカイ」
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤
(敬称略)

2022|スイス|92分|スコープサイズ|5.1chデジタル|MAD HEIDI(英題)|配給:ハーク/S・D・P|R18

【ストーリー】

 チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか!?