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「ファイナルファンタジーXI」、プロデューサーを松井聡彦氏から藤戸洋司氏に交代

藤戸氏はディレクターと兼任に

3月22日 発表

 スクウェア・エニックスは3月22日、Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXI」(FFXI)のプロデューサー交代を発表した。

 2012年8月1日より「FFXI」のプロデューサーを努めてきた松井聡彦氏に代わり、藤戸洋司氏(ディレクター兼任)がプロデューサーに就任することが本日発表された。

 交代の経緯については、藤戸氏が松井氏にプロデューサーを引き受けたいと申し出をしたとのこと。松井氏は、「FFXI」は2022年で20周年を迎えたこと、プロデューサーを引き継いだのがちょうど10年前であったこと、そしてこのタイミングでの申し出に何か符牒のようなものを感じたと述べている。

 藤戸氏は「非常に強いプレッシャーを感じますが、精いっぱい力を尽くします」と挨拶し、今後の開発体制や2023年に確定している計画などを発表。開発体制については、長期間在籍している開発チームのスタッフのモチベーションや成長の機会を増やすため、20年前のテクノロジーで運用を続けている「FFXI」だけに注力するよりも別の開発現場でもいろいろなものを経験してもらいとし、その一環として開発のサイズ感をもう一回り小さくし、引き続き運営が継続できるようにチームのリサイズを目指していくとのこと。バージョンアップの内容についてはコンパクトになるが、その分、中長期の運営に耐える環境を整備していくと述べた。

 また、2023年に計画が確定している内容については、「アンバスケードの更新」、「プライムウェポン強化」、「マスタートライアル」といった具体的なコンテンツも発表。「幸い開発・運営の中核戦力となるメンバーが引き続き力を貸してくれることになっておりますので、皆さんがこれまでと変わりなくヴァナ・ディールでの冒険や生活を送れるように制作を進めてまいります」と、これからの展望についても語っている。

□「ファイナルファンタジーXI プロデューサー交代のお知らせ」のページ