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サンリオ、基本給を月平均1.7万円引き上げ。職位手当増額により最大27%のアップ率に

一時金として特別手当も支給

3月22日発表

 サンリオは、従業員の給与水準を見直し、2023年6月より全従業員を対象に平均2%のベースアップを実施する。また、同年4月より管理監督者の職位手当を増額することも決定した。

 正社員においては、ベースアップと定期昇給をあわせて、約5%(月平均1.7万円)の昇給となる。また、今回のベースアップと職位手当の増額により、管理監督者のアップ率は5%~27%となる。

 さらに、今期の大幅増収見込みにより、短期アルバイトを含むサンリオの全従業員に一時金を支給することも発表された。

概要

ベースアップ概要

実施内容 :基本給のベースアップとして2%の増額を実施
     ベースアップとは別に、例年通りの昇給も実施する(平均3%)
対象者 :2023年4月1日在籍の全従業員
実施時期 :2023年6月給与より

職位手当の増額

実施内容:現行手当に6万円の増額を実施
対象者:2023年4月1日在籍の正社員の管理監督者
実施時期:2023年4月給与より

一時金(期末手当)の支給

【支給額】
正社員、嘱託社員、専任社員、限定正社員、シニア社員については、15万円
契約社員は7.5万円
     ※短期アルバイトを含む
     ※役員、管理監督者には特別手当を加算する
対象者:2023年3月期に在勤の役員を含む全従業員
支給日:2023年4月度を予定

【サンリオによる、ベースアップの背景】

 1960年の創業当初からの企業理念「みんななかよく」の下、2021年より「One World, Connecting Smiles.~一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく~」をビジョンに掲げ、グローバルエンターテイメント企業という次なるステージを目指しています。

 すべての既存ビジネスに変革を求めると同時にデジタルや教育事業など新機軸のビジネスも開拓している中、幅広い分野におけるさまざまな人材の活躍推進が不可欠であり、そのためには社員がより安心して働ける環境を整えることが将来の事業成長、企業価値の向上のためにも大切と考えております。中期経営計画「未来への創造と挑戦」の3年目を迎える中、基本給のベースアップと職位手当の増額を実施いたします。また実施計画を超えて大幅な業績アップを達成したこともあり、一時金(期末手当)を支給いたします。