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Keyが手掛けたビジュアルノベル「Harmonia」Switch版の予約受付開始

全キャラクターがフルボイスに対応

長岡頼（クラフル）

2022年9月26日 16:09

【Harmonia】
10月20日発売予定
価格：: パッケージ版 3,520円（税込）; ダウンロード版 2,980円（税込）
CEROレーティング：B（12歳以上対象）

　プロトタイプは、Nintendo Switch用ビジュアルノベル「Harmonia」を10月20日に発売する。価格はパッケージ版が3,520円（税込）、ダウンロード版が2,980円（税込）。本日より予約受付が開始されており、店舗別特典も公開された。

　「Harmonia」は、遠い未来、戦争により荒廃した世界を舞台に、機械の少年と、彼を拾った少女が心を通わせていくサイエンスフィクション。ビジュアルアーツのブランド「Key」の15周年記念作品として制作された本作は、日本語対応のパッケージ版のほか、英語と中国語（簡体字）対応のダウンロード版がSteamにて配信されている。今回発売されるSwitch版では、一部キャラクターだけでなく、主人公やモブキャラクターなどすべてのキャラクターがフルボイスに対応する。

「Harmonia」ゲーム概要

システム

　「Harmonia」は、「キネティックノベル」（ビジュアルノベル）。選択肢などによるストーリー分岐はなく、プレーヤーは、アニメや映画を観るように、小説のページをめくるように、物語を読み進めていく。

　操作していることを感じさせない快適な操作性により没入しやすい環境が作られ、美しいグラフィックスに感動的な音楽、臨場感あふれる多彩な演出、実力派声優陣によるフルボイスなどが物語を盛り上げる。

「キネティックノベル」とは？

　「キネティックノベル」は、選択肢などによるストーリー分岐はなく、純粋なストーリーを動的な演出で楽しむエンターテインメント作品。高品質のシナリオ、美麗なグラフィックス、心を揺さぶる音楽、臨場感あふれる多彩な演出などによる感情移入を追究し、多くの感動を届ける。

プレイが快適になる機能も充実

　早送り＆早戻し機能はもちろんのこと、より快適にプレイできるよう、以下のようなさまざまな機能を搭載。また、「Gallery」と「Music」の鑑賞メニューも搭載されている。

・Nintendo Switch本体の自動スリープ設定をオートモードをはじめとした自動進行イベントなどでは無効化できる機能
・既読のチャプター間のジャンプ機能
・バックログで選択したメッセージへのジャンプ機能
・セーブデータのロード地点からの早戻しも可能
・セーブデータ作成数最大120個
・クイックセーブ＆クイックロード機能
・オートモードの時間調整機能
・キャラクター別のボイス音量調整機能
・Nintendo Switch本体のタッチスクリーンの色合い調整機能

Switch版の特徴

全キャラクターフルボイス化！

　これまでは主要キャラクターの「シオナ」、「ティピィ」、「マッド」のみに音声が入っていたが、Nintendo Switch版では主人公「レイ」（CV：西谷亮）やモブキャラクターの音声が追加され、全てのキャラクターがフルボイスになる。

テキストは3言語に対応

　テキストは、日本語、英語、中国語（簡体字）の3言語に対応（音声は日本語でのフルボイス）。環境設定やデジタルマニュアルなども3言語に対応しており、プレイ中いつでも瞬時に表示言語の切り替えができる。

タッチスクリーン操作対応

　Joy-Conを本体にセットした携帯モードはもちろんのこと、タッチスクリーン操作にフル対応しているためJoy-Conを外した本体のみの状態でもプレイ可能。ポータビリティーを向上させている。

片手プレイも可能

　テーブルモード、TVモード時には、右のJoy-Conひとつですべての操作が行なえるため、片手でのプレイも可能。

Nintendo Switch Lite対応

　Nintendo Switch Liteにも完全対応。ただし、「片手プレイ」を行なうには別途Joy-Conが必要。

ストーリー＆スクリーンショット

【ストーリー】

遠い未来の話。

大きな戦争で、地球が大きな傷を負っていた。
大気は灰色に汚れ、大地では生命の息吹が途絶え、水は干上がっている。
そして人口は最盛期の頃より大きく数を減らしていた。
ニンゲンたちは、その日を生きるために身を寄せ合っていた。

そんな時代の中、「フィロイド」と呼ばれる人型ロボットの少年が、朽ちた施設で目を覚ました。

フィロイドは戦争前の人類科学の結晶で、五感や感情機能も搭載されていた。
ニンゲンのパートナーとして、生活をより良いものにしていくと約束されていた存在。
しかし、目覚めた少年型のフィロイドは、すぐに自分の感情機能の欠落に気づく。
製作途中で放置されていたのであろう、右手も人工皮膚に覆われておらず機械の骨格が剥き出しだった。

彼は、本能的にニンゲンを求めた。
そして自分に欠落している感情を得るため、荒れ果てた大地へ一歩を踏み出す。

何日も歩き続け、やがて意識を失ってしまった彼は、ひとりの少女に拾われる。
少女は彼のことをニンゲンだと思い、ていねいに介抱してくれた。
小さいけれど、温かな町。
フィロイドの少年は、少女との生活の中で、徐々に感情を学んでいく。