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映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の興行収入が8.5億突破

4週目の入場者プレゼントは「安彦良和監督イラストシート」に決定

【機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島】

公開中

 松竹は、映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の興行収入が6月19日時点で8.5億円を突破したことを発表した。動員数は43万人。

 あわせて、4週目の入場者特典も公開された。また、6月28日に公開後トークイベントが実施されることも決定した。6月20日に新宿ピカデリー スクリーン3で実施された公開記念特別上映会のオフィシャルレポートも公開されている。

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」4週目の入場者プレゼントが決定!

 6月24日より配布される4週目の入場者プレゼントは、「安彦良和監督イラストシート」(全8種)。ランダムで配布され、数量限定のため、無くなり次第終了する。

 入場者プレゼントは8週連続で配布予定。5週目以降の内容も随時公開される。

【安彦良和監督イラストシート 全8種】

※絵柄は選べません。
※お1人様1回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。
※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせて頂きます。
※配布に関する特別な指定がある場合を除きます。
※特典の切り替わり前日24時を過ぎた上映でも、営業が終了するまでは切り替わりません。
※新型コロナウイルス感染予防のため、こちらの情報は劇場の都合により急遽変更になる場合がございます。劇場の営業状況・運営状況など、各劇場HP等でお確かめください。
※特典制作時に生じるスレや色ムラ、梱包時や配布時に生じるシワやキズなど、ビジュアルイメージを損なわない差異が理由による返品交換はお受けできません。
※上記工程に由来しない明らかな不備がある場合も、返品交換はいたしません。

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」6月28日公開後トークイベント実施決定!

【日時】
6月28日(火)18時45分の回上映後トークイベント

【場所】
新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿 3丁目15番15号)

【登壇者】
監督:安彦良和氏
副監督:イム ガヒ氏
音響監督:藤野貞義氏
プロデューサー:福嶋大策氏

※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

【チケット料金】
全席指定料金:1,900円
※ムビチケ使用可
※各種招待券・無料鑑賞券等はご利用いただけません。

【座席指定チケット販売方法&発売日】
インターネット先行販売:6月21日(火)20時~ (SMT Members 会員・非会員ともに)
劇場窓口販売:6月22日(水)劇場OPENより販売(残席がある場合のみ)

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」公開記念特別上映会のイベントレポート公開

6月20日 実施

 本イベントは、「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の大ヒットを記念して実施された。

 登壇者に、本作を大絶賛するガンダムファンの田村淳さん、ガンダム芸人でお馴染みの若井おさむさん、そして特別司会に長年ガンダムを愛しているというニブンノゴ!の森本英樹さんを招き、ファンだからこそ聞いてみたい事を安彦監督はじめ福嶋プロデューサーなどスタッフ陣に生質問。

 さらに、もうひとりの“たむらあつし”こと総作画監督・キャラクターデザインを務めた田村篤氏も登壇し、希少な制作資料を公開するなど、ガンダムファンはもちろん、ガンダム初心者でも十二分に楽しめて、本作を観た人は何回でも観たくなる、まだ観ていない人は絶対に観に行きたくなる、特別なイベントとなった。

 ククルス・ドアンに似た衣装で登壇した特別司会の森本さんは「安彦監督に、ドアンのつもりでご挨拶したんですけど、ドアンより圧倒的に筋肉が足りないと言われました(笑)」と会場の笑いを誘ってイベントがスタート。

 早速、小学生の頃からファーストガンダムが好きだという田村淳さんは、「今回TVCMの出演が決まって、やっとガンダムに貢献できるなと思いました。僕なりに魅力を伝えられたらと思います。」と、昔から応援してきたガンダム作品での登壇に嬉しそうな表情を浮かべ、挨拶。

 続けて若井さんは「アムロ・レイです!よろしくお願いします! 永遠の15歳でやってきましたが、もう49歳になりました。こんな場所に呼んでいただけるなんて、オヤジにも呼ばれたことないのに!」と早速、お馴染みのアムロのモノマネを披露。田村淳さんに「ボケるのが早いよ(笑)」と突っ込まれつつ、和気藹々とイベントが進行した。

 初めに、一足早く本作を観た田村淳さんは「TVCMの語りでも言いましたけど、ファーストガンダムの魅力がギュッと濃縮されていますね。今まで応援していた人も、初めての人も、わかりやすい話になっていますので是非。」と感想を述べた。さらに、「子供がTVアニメより増えていて、いろいろな思いの子供たちがいる、その子供たちを通してアムロやドアンなどの登場人物たちの感情の揺れ動きがたくさん見えてくるので、人間の気持ちに寄り添った映画になっていると思います。その辺を見ていただけたらと思います。」と、本作で新たなオリジナル設定となった子供たちの存在、その子供たちの目線から観ることで、より楽しめることについて言及した。

 若井さんは、「純粋にモビルスーツがかっこいいですね。動きがCGでメカメカした硬い感じなのかなと思いきや、人間みたいな動きになっていたり、リアルで感動しました。モビルスーツ同士の戦闘シーンも手に汗握りましたね……他にも、ルッグンやガンペリー、コア・ブースターの活躍にワクワクしました!」とCGで描かれるMSの描写の魅力を熱弁した。

 そして、公開から約2週間が過ぎ、6月19日時点で動員数43万人、興行収入8.5億円突破ということで大ヒット中の本作、10億円も見えてくる中で、これを受け安彦監督は「大ヒットというのは『鬼滅の刃』を超えるとか「トップガン』を撃ち落とすとか、それが大ヒットというんですよ。あと6週間あるんです。皆さんの力で本当の大ヒットに近づけていただけたらと思います」と、胸の内を明かし、大ヒットを願った。

 次に、ここに注目して見て欲しいというシーンの話題に。アムロが所属するホワイトベースの艦長、ブライト・ノアがアムロに対して厳しく接しているシーンが印象に残っていると話す田村淳さんは「小学生の頃はブライトが嫌いでした。10代で若いのに怖い人だなと思っていたんですけど、48歳になった今見直すと、管理する側の気持ちが痛いほどわかってきましたね。ミライがコーヒーを持ってくるシーンが好きなんですよ。」と、主人公のアムロとは違う目線で楽しんだという。

 若井さんは「登場人物の表情がいいなと。セイラさんがドアンの子供をおんぶしている時のキッカの顔とか……」と答えると、会場は拍手に包まれ、共感の嵐が起こった。

 他にも若井さんは、アムロが海に潜るシーンで実際に息を止めて、よりリアルに作品を体験をしていたエピソードを語り、これから観る観客に対して、若井「アムロが潜ったら息を止めてみてください」と、一味違った視点からの提案をして会場を沸かした。

 続いてSNS上での「ここをもっと詳しく知りたい!」というファンからの声が数多く届いているという話題に。

 そこでガンダムファンを代表して田村淳さんより、ククルス・ドアンの島を映画化する際、作画崩壊と言われていた回をどう映画に落とし込んだかという疑問に対して、総作画監督を務めた田村篤氏はTVアニメ放送当時の子供時代にリアルタイムでガンダムを見ていたそうで、「当時は子供だったし、作り手ではなかったので鼻が長いことが変と思っていなかったんですよ。良い思い出なので、きちんと昇華したいなと思いました。」と、制作に込めた気持ちを振り返り、それを聞いた田村淳さんは「こんな話、直接聞けるなんて贅沢ですよ。」と感動していた。

 本作は、第15話「ククルス・ドアンの島」を再び映像化、映画化となったわけだが、田村淳さんと若井さんが観てみたいファーストガンダムのエピソードは「残りの話数、全部を作っていただきたいなと思っています」と満場一致。安彦監督は「そこまで心残りはないし、年齢的に全ては無理ですけど、やるやらない関係なしに、まだ仕事はできるので……」と答えると、田村淳が「これは可能性がありますね……0じゃない!」と、会場から拍手も沸き起こり、まだまだ安彦監督に作品を作ってほしいという熱意に包まれた。

 またイベントの後半では、ガンダムの立ち上がる姿や異形のドアンザクの姿に感銘を受けた田村淳さんに、本日は、ガンダム界の“タムラアツシ”こと、総作画監督の田村篤氏と安彦監督による制作資料が特別公開。RX-78-02ガンダムのカットや、サザンクロス隊のエグバなどのカットなど、貴重な原画が公開された。

 安彦監督や田村篤氏によるレイアウトを公開、田村篤氏は「CGスタッフのためにこういう気分のガンダムをお願いしますと伝えるために書いたものです」と説明。安彦監督は「監督の立場から言うと総作画監督がここまでやってくれるのは嬉しいですね」とニッコリ。

 ここで、惜しくも終了の時間になり、田村淳さんは「僕が人間ドラマに初めて触れたのがガンダムです。小学生の僕は、人間ドラマだと思いながらドキドキしてみていました。その人間ドラマに胸が熱くなって、色々人生観を考えるようになったので、僕は僕なりのガンダムが好きな気持ちと共に、沢山の人にガンダムの魅力を届けられるよう頑張ります! これからもガンダムを応援します!」と意気込みコメント。

 安彦監督は「大変、嬉しい言葉をいただきました。何回も見ている方もいらっしゃるみたいで、本当にありがたく感じます。「鬼滅の刃」を超えるためには、沢山の人を誘っていただければと思います。人間ドラマと、言い過ぎると新鮮味がなくなってしまうけども、それでもガンダムは人間ドラマなんです。今回は、それを再確認する意味で心を込めて作りました。是非、積極的に色々な方に勧めてください。」とメッセージを送り、イベントが終了した。

安彦良和監督
若井おさむさん、田村淳さん
森本英樹さん
田村篤氏
福嶋大策氏