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セガ、令和4年度 知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞

変化する事業領域への対応や効率的な組織体制、商標活用への積極性などが評価を獲得

【セガ「経済産業大臣表彰」を受賞】

4月11日 発表

 セガは、令和4年度の「知財功労賞」において、商標活用優良企業として「経済産業大臣表彰」を受賞したことを発表した。

 「知財功労賞」は、経済産業省 特許庁が毎年4月18日の「発明の日」に合わせ、知的財産制度を有効に活用し、円滑な運営・発展に貢献する個人や企業を表彰する制度。セガは中長期的な成長戦略として、「グローバル」・「IP活用」をキーワードとして掲げ、自社の保有するIP資産の幅広い活用を進めており、今回の受賞は、グローバル、かつ幅広い領域に拡大する事業活動にも効率的に対応する、知的財産権に関する取り組みが評価されたものとなる。

【セガ「経済産業大臣表彰」3つの受賞ポイント】

(1)セガの法務知的財産部の人員が、親会社であるセガサミーホールディングス株式会社の知的財産部を兼任することで、セガサミーグループ全体の商標管理などを、より俯瞰的かつ効率的に行なえる体制を構築している。

 知的財産部は「ビジネスに寄り添う伴走者」として、新規事業立案からプロアクティブに事業に関与し、商標調査や権利化を行なっている。

 また、商標登録・管理業務などを内製化しており、大幅なコスト削減と知財スキル強化を図っている。

(2)レトロゲームを含む重要ブランドについては、グッズ販売やオンラインゲームの提供、映画化など、事業の変化に応じてポートフォリオを強化している。(例えば「Sonic the Hedgehog」は90カ国で約1,900件の商標保護を行なった。)

 また、「UFO CATCHERR」「プリクラ」などの商標が普通名称となることを防ぐため、使用や表記のガイドラインを作成している。

UFO CATCHERRシリーズ「UFO CATCHER 9 third」
キャラクター「Sonic the Hedgehog」

(3)権利行使を重視しており、侵害品に対しては中国における行政摘発や、各国で警告・訴訟を行なうなど、アグレッシブに対応している。また重要商標については、商標登録異議申立を行ない、第三者の登録を防止している。