発売22周年。PS2の誕生秘話が語られるインタビュー記事公開！

　ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、3月に発売22周年を迎えたプレイステーション 2（PS2）の開発に携った社員によるインタビュー記事を企業ブログ（SIE.Blog）に公開した。

　今回公開されたのは、PS2の開発に携った同社の豊 禎治氏、鳳 康宏氏の2人が当時の出来事を振り返るインタビュー記事。3月4日に発売22周年を迎えたPS2は、グラフィクスの美しさがゲームの表現の幅を広げ、前世代機である初代プレイステーションのゲームもプレイできることから話題を集めた。ゲームだけでなくDVD再生プレーヤーとしても使うことができたため、幅広い層からから支持を得たハードウェアでもあった。

　インタビュー記事では、初代プレイステーションとの互換機能の実現や、当時珍しかった冷却用のファンを搭載するまでの経緯が、社内の雰囲気などを交えながら語られている。

（写真左）豊 禎治（ゆたか ていじ）氏 インタラクションR&D部門 Distinguished　Fellow/（写真右）鳳 康宏（おおとり やすひろ）氏 ハードウェア設計部門　メカ設計部 部長

当時PS2の検討に使われた図面。鳳氏は「本体のサイズや基本構造をどうするか、どうやって冷却するか、どのように組み立てるかなどをデザイナーや電気エンジニアや部品メーカーの方などいろいろな人と協議し、深夜までCADとにらめっこして考え、施策と実験を繰り返す、怒涛のような毎日でした」と語っている

PS2では高性能なグラフィックスを実現させるために、グラフィックスシンセサイザー（GS）と命名されたGPUが独自開発された

PS2の最後の1台が工場から出荷される様子を見届ける鳳氏