Switchを強引にフルHD化!? モバイルディスプレイ「ORION」2月22日クラファン開始

　TORO TECH JAPANは、Nintendo Switch用モバイルディスプレイ「ORION」のクラウドファンディングプロジェクトを、2月22日13時にGREENFUNDINGにて開始する。

　今回のクラウドファンディングプロジェクト目標金額は5,000,000円で、All or Nothing形式となっている。最低支援金額は1人33,000円。また、特典として先着1,050名に試供品として10,000mAhのモバイルバッテリーがプレゼントされる。なお、GREENFUNDINGのプロジェクトページは2月22日13時に公開される。All or Nothing形式とは、プロジェクト期間内に目標金額を達成した場合には、満額がプロジェクト実行者に支払われるが、達成できなかった場合は全額返金され、リターンや特典なども発生しない形式のこと。

　「ORION」は、台湾のUP-Switchが開発したモバイルディスプレイ。その最大の特徴は、Nintendo Switchがピッタリ収まるスロットとJOYコンコントローラーをスライドインさせる機構が備わっている点であり、海外クラウドファンディングindeigogoで2021年にプロジェクトが開始されてから、1800万円を超える支援を集めた後に北米を中心に出荷を開始し累計5万台を出荷した。

　本体の背面にあるカバーを開け、 Joy-Conを取り外したNintendo Switch本体をドックに差し込むことで、ゲーム画面をディスプレイに映し出すことができる。さらに、本体の両サイドにはJoy-Con用のレールとグリップが配置されており、そこにJoy-Conを装着すれば、 大画面で携帯モードでのプレイが可能となる。なお、本製品は、有機ELモデルにも対応している。

　バッテリーは内蔵されていないため、 USB Type-C端子に電源を接続して使用するかたちとなり、 本体背面にはモバイルバッテリーをバンドで固定するための構造も設けられている。また、ステレオスピーカーやヘッドフォンジャックのほか、 キックスタンドも搭載しているため、 手で保持せず机に置いてもゲームをプレイできる。さらに、HDMI入力端子も搭載されており、 通常のモバイルモニタとして、 ほかのゲーム機などでも利用可能。なお、 ディスプレイはIPS液晶で、 解像度はFULL HD対応となっているほか、アンチグレアの表面処理で屋外での使用にも適している。

　現在「ORION」の日本市場への販売は行なわれていないが、今回TORO TECH JAPANが「ORION」の日本国内正規代理店として国内展開に向けたローカライズやアフターサポート体制を整えることが決定した。

「ORION」特徴

・11.6インチ FULL HD 1920x1080 ディスプレイ
・Nintendo Switch専用スロット
・JOY CONスライドホルダー
・キックスタンド付
・DUALスピーカー2.5Wx2 搭載
・HDMI外部入力端子
・USB-TYPE C 5V 1.5A～駆動
・φ3.5ステレオイヤホンジャック