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「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は本日34周年!

「おきのどくですが ぼうけんのしょ○ばんは きえてしまいました。」の原点

2022年2月10日 34周年

 「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」が、1988年2月10日に発売されてから本日で34周年を迎えた。本稿ではこの34周年を記念して「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」について振り返る。

 「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は、エニックス(現スクウェア・エニックス)よりファミリーコンピュータ向けに発売されたRPG。初代「ドラゴンクエスト」と同じ世界線が舞台の「伝説の勇者ロト」を巡る「ロト3部作」の完結編。

 そのゲームシステムとしては、それまで「ドラゴンクエスト」シリーズには無かったキャラクターメイキングや転職といった新たな要素の導入に加え、仲間4人での冒険などが追加された。

 また、従来の「ふっかつのじゅもん」によるコンティニュー方式ではなく、「ぼうけんのしょ」によるセーブ機能が実装。しかしセーブ機能の追加により、有名な「おきのどくですが ぼうけんのしょ○ばんは きえてしまいました。」というメッセージが、ファミリーコンピュータ版などで度々表示。このメッセージは様々な場面でオマージュされ、現在でも親しまれている。

 本作の物語は、ロトシリーズ中最大の世界を舞台に、勇敢なる戦士オルテガの息子である主人公が16歳の誕生日を迎えたある日、王様から重大な使命を告げられるところから始まる。その使命とは亡き父の意思を継ぎ、闇の国より現れた魔王バラモスを倒すというものだった。

画像はNintendo Switch版のもの

 本作は初めて発売されてから、はじめにスーパーファミコンでリメイクされた。その後も、ゲームボーイカラー版、Android/iOS版、ニンテンドー3DS版やプレイステーション 4版などにリメイクされてきた。さらに、最新のものでは2019年にNintendo Switch版も発売され、その人気の高さを伺わせている。

 また本作は、堀井雄二氏による脚本/ゲームデザイン、漫画「ドラゴンボール」で知られる鳥山明氏によるキャラクターデザイン、すぎやまこういち氏のゲーム音楽など豪華な開発陣の影響もあり、平日だったにもかかわらず発売日には、販売店の前に長蛇の列ができるなどの社会現象を巻き起こしたことでも知られる。

スーパーファミコン版
ゲームボーイカラー版

 この「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」34周年を機会に改めて本作をプレイするものいいかもしれない。

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