ニュース

どうあがいても絶望――羽生蛇村が舞台のホラー「SIREN」は本日で18周年

【初代「SIREN」】

2021年11月6日 18周年

 ソニー・コンピュータエンタテインメントのホラーアドベンチャー「SIREN」は初代が発売された2003年11月6日より本日で18周年を迎えた。

 本作は架空の村「羽生蛇村」を舞台に展開されるストーリーを描いたホラーアドベンチャー作品。主人公となる須田恭也をはじめ様々な人物が登場し、不気味な群像劇が描かれる。各キャラクターを操作しながら、決められた場所に行くことや物を手に入れることなど、様々な達成条件をクリアしていく。村には屍人(しびと)と呼ばれる怪物たちが存在。近くにいる人物の視界を確認できる「視界ジャック」や武器を駆使して、屍人を避けたり撃退したりしながら物語を紐解いていく。

 「どうあがいても絶望」というキャッチコピーも有名なタイトルで、発売時に放送されたTVCMが非常に不気味だということでも話題になった。初代が発売された後、孤島を舞台にした「SIREN2」、PS3向けには海外のキャラクターたちを中心としたストーリーの「SIREN:New Translation」が発売。2006年には「サイレン ~FORBIDDEN SIREN~」として映画化も行なわれた。

 初代「SIREN」では8月3日0時に異界入りというイベントが起こることから、毎年Twitterでは同時刻に「#異界入り2021」といったハッシュタグが付いたツイートが確認できるなど、根強い人気を誇るタイトルとなっている。

 本作のディレクターを務めた外山圭一郎氏はゲームスタジオBokeh Game Studioを設立。様々なゲームクリエイターが在籍しており、スタジオの公式YouTubeチャンネルでは屍人などを手掛けたデザイナーの高橋美貴氏が出演する動画なども公開されている。本スタジオの新作にも期待したい。

【Focus - Concept Artist: Miki Takahashi】