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東宝、第1Qは純利益約3,000%増で増収増益

「シンエヴァ」や「コナン」映画好調。アニメ「ウマ娘」や「呪術廻戦」も後押し

【2022年2月期 第1四半期決算説明資料】

7月13日 公開

 東宝は7月13日、2022年2月期 第1四半期の決算発表を行なった。決算説明資料や決算短信などの文書を同社のIRページ上で公開した。

 発表によると、同社の2022年2月期 第1四半期(2021年2月1日~5月31日)の業績は、前年同期比で営業収入、営業利益、経常利益いずれも好調となり、純利益が約66億円となったことで増減率は2,964.3%という記録をマークした。2021年2月期が低調であったことも相まりおよそ3,000%という驚異的な記録になっている。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、映画の公開が遅れるなど様々な影響が生じていたが、3月公開の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」と4月公開の映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」が大ヒットを記録した。さらに、映像事業においては「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」や「呪術廻戦」といった「TOHO animation」作品が、パッケージ販売や商品化ライセンス、配信等の多面的展開により業績を大きく牽引したという。東京を含む関東圏の映画館休業の影響が一定程度あるものの、全面休業となっていた前期と比較すると大幅に回復した。