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「アムロの一生を演じきりたい」、古谷徹さんと及川光博さんがアムロとシャアの衣装で「閃光のハサウェイ」トークショーに登場!

4月27日開催

 東京・有楽町の丸の内ピカデリー DOLBY CINEMAで4月27日、映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」公開を記念して、古谷徹さんと及川光博さんが登壇するトークイベントが開催された。

 本イベントは本来はファンを集め、映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を上映した後トークイベントを開催、そして全国公開に先駆け映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が公開されるという非常に豪華なイベントだったのだが、東京都の緊急非常事態宣言を受け、メディア向けにトークイベントのみの開催となった。

本来は先行上映となるはずだったイベント。映画公開は5月21日に延期となった

「これでシャアに勝ったな」、古谷さんの「逆襲のシャア」への想い

 イベントで2人はこの日のための“特別衣装”で登場。古谷さんは地球連邦軍のマークまで再現された「逆襲のシャアのアムロの衣装」を披露し、「『機動戦士ガンダム』のエースパイロットのアムロ・レイ役を演じている古谷徹です」と挨拶した。及川さんは「シャア総帥の服」で現われ、ファン代表という立場でこの場所に立ったと挨拶した。この衣装はそのまま2人にプレゼントされるとのことで、古谷さんは「コスプレサミットにこの衣装で出よう」とコメント。及川さんも「この姿でステージで歌うのも良いかも」とポーズを決めた。

「逆襲のシャア」のアムロの服をまとった古谷徹さん
及川光博さんはシャア総帥の姿で登場

 イベントで古谷さんは「アムロ」への強い想いを語った一方で、及川さんはファンとしての濃い思いを語り、ガンダムファンを共感させ楽しませた。及川さんは、自分から強めに出るのではなく、古谷さんから想いを引き出すという感じで、「νガンダムは伊達じゃない!」といったアムロのセリフを古谷さんが言うと、ハイテンションな歓声を上げる一方で、普段は落ち着いたトーンの中に興奮が隠しきれないという口調でコメント。ガンダムファンの気持ちを盛り上げる細かい気遣いも感じられた。

 「逆襲のシャア」に関して古谷さんは「台本をもらったときタイトルを見て、『シャアが主役かよ』とちょっとカチンときました」。しかし台本を読み進めていくと、「めっちゃアムロカッコイイ」と感じ、そしてラストシーン“サザビーのコクピットをアクシズにめり込ませているところ”で、「アムロが勝っている」ととてもうれしかったと語った。

アムロへの思いを語る古谷さん
及川さんはファン代表としてトークを盛り上げた

 古谷さんは自身が関わったガンダム作品では「逆襲のシャア」が一番好きだという。ヒロインとしても古谷さん個人の好みとして同作に登場する「チェーン・アギ」が“かわいくて好き”とのこと。及川さんは「『逆襲のシャア』のメカデザインを担当した出渕裕さんと一度だけお酒を飲んだことがあって、あのときにサインをもらえていたら……」とこちらも独特な思い出を語った。

 及川さんは「逆襲のシャア」のメカ描写が好きとのこと。もう1つ「エゴだよそれは」という台詞をアムロが劇中で2回言っていることに注目、自身の日常会話にも取り入れるほどお気に入りとのことだ。

【Hathaway's Report -閃光のハサウェイ案内人- 第6回(ゲスト:古谷徹)】
こちらでは古谷さんのアムロへの強い思い入れがより深く語られている

「ギギの瞳の色に惚れる!」、「閃光のハサウェイ」の見所は?

 そして「閃光のハサウェイ」へ。古谷さんはアムロは小説版では出てこなかったので、オファーがあったときは驚いたし、最新の劇場映画でアムロとして出演できるのはうれしかったと語った。

 2人はすでに映画は鑑賞済みとのことで、古谷さんは「ヒロインのギギの瞳の色がすごい、ぞくっとする」と言うとすかさず及川さんは「惚れてまうやろ!」と合いの手を入れた。古谷さんはそこから、「ホテルのソファーの革の質感」、「植物園の花や池の表現」、「モビルスーツのコクピットの中の描写のリアル感」と細かく映像表現の魅力を語った。

 及川さんはCGの使い方、特に市街戦の描写がすごいと言うとそれを受けて古谷さんは「人間がMSを見上げる視点と、MSから地上を見下ろす感じ、あれは今の“動く等身大ガンダム”で感じた迫力そのままだった」と語った。一方で古谷さんは「ハサウェイはいつMSに乗るんだ」とも思ったとのこと。なかなかMSに乗らない主人公、というのは他のガンダム作品に比べて印象的だったという。及川さんは「MSのコクピットの中でみんなよくしゃべるのは、ガンダム作品だなと思いました」とコメントした。

連邦軍のマークなど細かい再現度もアピールする古谷さん
「父、ジオンの元に召されるであろう」、名台詞をポーズと共に

 及川さんは「閃光のハサウェイ」の新CMにも出演している。映画を見終わった直後、カメラの前で30分近く語り倒したのだが、CMで使われているコメントは7秒。「熱い想いをぎゅっと濃縮してます」とのこと。

 最後に古谷さんは「『ガンダム』は僕のライフワークになりました。アムロという人間の一生を演じてみたい。『Z』から『逆襲のシャア』の間もアニメ化して欲しいですし、そのアムロも演じきりたいです」とコメント。及川さんは「僕にとって『ガンダム』は『ナポリタン』。子供の頃から一生好き」と語った。

【【TVCM】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|及川光博編】

 非常に楽しいトークイベントだったが、やはりこのタイミングで「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の公開が延期されてしまったのが残念だ。映画は5月21日より公開となる。お2人のコメントからも映画の期待が高まった。早く公開されて欲しい。