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「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」の世界を構築した芸術家・成田亨氏の「特撮と怪獣 わが造形美術」、増補版が出版

5月18日発売予定



価格:2,750円(税込)

 リットーミュージックは芸術家の成田亨氏が執筆した「特撮と怪獣 わが造形美術 増補版」を5月18日に発売する。価格は2,750円(税込)。

 成田亨氏は、円谷プロで「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」、「マイティジャック」などの怪獣やレギュラーメカのデザインを手がけたことで知られる彫刻家/画家。成田氏のスマートで独特の未来感覚にあふれた感性は作品に大きな影響を与えている。

 成田氏は怪獣のデザインでも非常にユニークで、さらに自身の美術知識を盛り込んだ。異形そのものの「ケムール人」、生物と無機物であるはさみを大胆に融合させた「バルタン星人」、“シュールレアリズム”をキーワードにした「ダダ」や「ブルトン」などユニークな怪獣や宇宙人を多く生み出した。またウルトラセブンのメカ「ウルトラホーク」などそのスマートなデザインは今でも人気が高い。

 「特撮と怪獣 わが造形美術 増補版」は、成田氏の自伝「特撮と怪獣 わが造形美術」に初版から25年の間の情報を略年譜や仕事目録に追加するなど増補改訂して復活したもの。映画「シン・ウルトラマン」に登場するウルトラマンのデザインコンセプトの原点でもある油彩画「真実と正義と美の化身」、そして本書のために描かれたオリジナルデザイン原画も掲載されており、注目の本となっている。

【特撮と怪獣 わが造形美術 増補版】