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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、CGメイキング映像特別公開。本作ならではのプリヴィズからの緻密な作画作業が明らかに
2021年4月2日 11:40
- 3月15日 公開
カラーは4月1日、公式Twitterにて、公開中の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のCGメイキング映像の特別公開をした。
今回公開されたのはPVでも使われているアスカとマリの移動シーン。CGによるプリヴィズからアングルを考え、そこからCGモデル制作、そしてキャラクター作画に差し替えるという本作ならではの凝った作画作業が確認できる。
🔔CGメイキング映像特別公開🔔
— 株式会社カラー (@khara_inc)April 1, 2021
ヴンダー艦内(Cパート/シーン133/cut002)
プリヴィズ→3Dにてアニメーション検証後、キャラは作画です。
公式アプリEVA-EXTRAではプレミアム会員限定コンテンツ分も公開中着信中#シン・エヴァンゲリオン劇場版#シンエヴァpic.twitter.com/QklbzMYlcn
プリヴィズとは映画制作の特にアクションシーンなどで使用される「イメージ映像」。アニメの絵コンテのようにやりたいシーンをCGで作っておき、この映像で撮影するシーンに対してスタッフ全体が共通の認識、映像の完成形をイメージして撮影に臨むことができる。
ところが「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の場合は、“やりたいシーン”としてプリヴィズを作成、そこからCGならではの手法を活かしてそのアングルを何度も検証、さらにイメージに近いCG映像を作成した後、キャラクターの動きを取り入れた手描き作画に差し替えるという本作ならではのアングル、動き、作画を突き詰めた映像になっているのがわかる。
アニメの絵コンテは作家のセンスが活かされるが、CGというコンピューター空間での“実在”のモデルを使うことで、作家の頭の中の絵ではなく、目の前に見える実際のものを起点に映像を作ることができるということだろう。
公式アプリEVA-EXTRAではプレミアム会員限定コンテンツ分も公開しているという。
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