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「鬼滅の刃」原作者の吾峠呼世晴さん、TIMEの「次世代の100人」に選出

2月17日発表

 米国のメディア「TIME」は、各分野をリードする「次世代の100人」を発表し、日本からは、漫画「鬼滅の刃」の作者 吾峠呼世晴さんを選出したことを明らかにした。

 吾峠呼世晴さんが選出されたのは、ずば抜けた実績を挙げた人に贈られる「PHENOMS」部門。吾峠呼世晴さんはメディアに顔を出していないため、吾峠呼世晴さんの欄には写真ではなく海外版「鬼滅の刃」である「Demon Slayer」の表紙が掲げられている。

 選評では、選出理由について、「千と千尋の神隠し」が20年間維持してきた日本映画の興行収入1位の記録を塗り替えたことを挙げ、「謎の作家への関心を高めるだけの超現実的な成果である」と独特の表現でエンタメ業界に与えた多大な功績を評価。

 後段では、匿名性を維持する吾峠呼世晴さんの代わりに、週刊少年ジャンプ編集者のコメントを引き合いに出し、「竈門炭治郎の真面目な性格や誠実さ、強い責任感は、作家の個性が輝いている」と、その個性を浮き彫りにしている。

 米国では「劇場版『鬼滅の刃』」の公開を2021年後半に控えており、TIMEでの選出は“世界の宮﨑”を超えた作家として最高のデビューを飾る形となった。北米でも大ヒットが期待できそうだ。