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NTTドコモ、 eスポーツリーグブランド「X-MOMENT」を始動!「PUBG MOBILE」、「レインボーシックス シージ」のプロリーグが開始
2021年1月23日 20:16
- 1月23日発表
NTTドコモは1月23日、兼ねてから参入を発表していた「eスポーツ」事業において、23日より国内eスポーツリーグブランド「X-MOMENT(エックスモーメント)」を設立、運営を開始すると発表した。
発表はインターネット配信で行なわれ、NTTドコモの森健一常務執行役員・スマートライフビジネス本部長が登壇。国内でも盛り上がりを見せているeスポーツは、新しいスポーツ、新しい文化になる存在だと確信していると述べつつ、世界的に遅れている日本のeスポーツの現状から、選手がより世界で活躍し、選手を応援する視聴者もより増やせるとした。そのうえで、eスポーツの持つ熱狂を日本で拡げ、eスポーツで活躍する人をもっと応援したいという思いから、世界に挑戦できる国内のeスポーツブランドとして「X-MOMENT」の設立したとのこと。
X-MOMENTは「eスポーツの熱狂の拡大と共有」と「選手の世界への排出」をビジョンとして掲げ、そのために、オーディエンスやプレーヤー、ゲーム会社、パートナー企業等のステークホルダーと協創。今後、マルチアングルや5Gなどの通信テクノロジーを用いた新しい観戦体験の創造や、給与サポート等の選手を支援する取り組みを行なう他、世界的に人気のゲームだけでなく、5Gによるモバイルゲームの市場拡大も視野にいれながらゲームタイトルを増やしていくとのことだ。
なお、NTTといえばNTTesportsという別会社を昨年立ち上げたばかり。役割としては、Ntte-Sportsは社会人やアマチュアリーグを、ドコモはプロリーグをそれぞれ担っていくとのことだ。
また、具体的なリーグタイトルとして、モバイル向けバトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」のリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON1(PMJL S1)」と、FPSゲームである「レインボーシックス シージ」のリーグ「Rainbow Six Japan League 2021(RJL 2021)」の開始も発表された。
どちらのリーグにも高額な賞金に加え、上位リーグの選手には給与保障制度が設けられており、選手は安定したプロ活動が可能となる。なお、現段階では給与保障は受けられるのは上位リーグに所属するチームのみで、下部リーグに関しては今後の展開と、タイトルホルダーとの相談の上決定するとのこと。
両リーグとも上位リーグと下位リーグの入れ替え戦を予定しているため、下部リーグに落ちたチームは保障を受けられなくなり、金銭面の理由での解散もあり得るが、リーグのレベル維持のための処置とのことだ。
余談となるが、昨年11月にされた事前の発表では、「PUBG MOBILE」と「リーグ・オブ・レジェンド」のモバイル版である「ワイルドリフト」の大会運営を行なうとされていた。しかし、今回の発表では「ワイルドリフト」の名前が消え、代わりに「レインボーシックス シージ」の名前が登場している。これに関して記者から質問があり、今回はあくまでリーグ形式の通年大会に関する発表であり、何らかの差し引きが合ったわけではないことに加え、「ワイルドリフト」に関しては2021年中にオープントーナメントのような形式の大会の開催を予定していると伝えられた。
「PMJL」には16チームが、「RJL」には8チームがそれぞれ上位リーグに参加。チームはこれまでの実績等から選出したとのこと。尚、RJLの参加チームは7チームが発表。残り1チームは検討中で確定次第公開される。
配信の後半では、「PUBG MOBILE」と「レインボーシックスシージ」それぞれでゲストを招いたトークセッションを行ない、ゲームの魅力を伝えるとともに、リーグに参加するチームの紹介が行なわれた。