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日本うんこ学会が課金の代わりに「観便」するスマホ用「うんコレ」を正式リリース
2020年11月16日 11:10
- 11月15日 配信
- 基本料金:無料(アイテム課金制)
日本うんこ学会内の一般社団法人うんコレ制作委員会は、11月15日を「いい(11)うんこ(15)の日」とし、Android/iOS用腸内細菌擬人化ゲーム「うんコレ」を正式リリースした。基本プレイ料金は無料でビジネスモデルはアイテム課金制。
「うんコレ」は、腸内細菌を擬人化したスマホゲーム。プレーヤーの目的は、トイレの向こう側の世界「ウントピア」を守るため、腸内細菌をモチーフとしたキャラクターを操り、「クリーブス」と呼ばれる敵を早期撃破することとなる。強いキャラクターやアイテムは、課金ではなく、「『観便(うんこの報告)』をする」ことで手に入るというのも本作の特徴となっている。
ストーリーと特徴を紹介
【ストーリー】
ようこそうんコレの世界へ!
トイレに流され、暗いトンネルを抜けるとそこは……
腸内細菌を身にまとって暮らす人々が構成する世界ウントピアだった。
あなたはこの世界にたどり着いた救世主です。
いや、無理とかは許されないんで。
いやでも救世主になる運命なのです!
何故ならあなたは世界でも珍しい腸内細菌を持っているから。あなたがこの世界の選ばれたメンバー「メディウム」に腸内細菌をまとわせて闘う以外に道はないのです。どうかウントピアを守って下さい、今は言えませんがそれがきっとあなたのためにもなるのです。
敵は「クリーブス」と呼ばれる新生物。
どこから来たのか?
どうやって増殖しているのか?
何故ウントピアを破壊しようとしているのか?
誰も分からないのです。
ただ一つ言えることは……
ウントピアとあなたの身体を守れるのはあなただけなのです。
急に救世主と言われてもピンとこないと思うので、
うんコレの世界観をよく理解して、しっかりついてきて下さいね。
それでは、世界の健康と平和なお通じを願って。
カーンベーン。
「観便」
大腸癌に限らず、大腸に関する疾患の症状が早く出るのは排便の色や形状の変化。「うんコレ」では、ゲーム内で排便の報告をすることで、便を観察する習慣を身につけられるよう考えられており、異常な便形状が報告された場合は、医療機関への受診を勧奨するメッセージが出る。他にも、医療情報を楽しく、身近に感じられるミニ情報がたくさん盛り込まれている。
【代表理事・石井洋介氏からリリースに際しての挨拶】
「もう少し早く症状に気付いてくれていれば……」
大腸癌をはじめとする消化器疾患の症状は、排便の変化から起きることが多いのですが、普段から便を見る習慣がないと、なかなか変化に気づけません。自分にも何かできることはないかと考え、始めた活動が日本うんこ学会および「うんコレ」の開発活動です。ゲーマーだった15歳当時の自分に医療情報を届けるなら、医療情報をゲームの中に溶け込ませられたらいいのではないかという思いつきからでした。
このアイデアや思いを周りに発信していく中で、少しずつ応援してくれるメンバーが増えていき、最終的に完全ボランティアによるゲーム開発が実現しました。さらに、サーバーなどの維持費用については、クラウドファンディングを通して多くの方からご支援をいただきました。開発や運営に関して、不備や不手際もあるかと思いますが、多くの方のご支援でこうして一般公開できたことを、まずはとても嬉しく思います。今後も、楽しみながら健康を維持できるような世界を目指して活動していきたいと思います。
©一般社団法人うんコレ制作委員会