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移植版「智代アフター」などを手掛けるプロトタイプ、プレイ動画の投稿をやめるよう呼びかけ

ネタバレによる損失を懸念

10月6日 公開

 プロトタイプは10月6日、「プレイ動画投稿・配信につきまして」と題した告知を行ない、同社作品のプレイ動画の投稿をやめるよう呼びかけた。

 同社は「智代アフター~It's a Wonderful Life~CS Edition」や「リトルバスターズ!Converted Edition」などKey作品やフロントウイングの「グリザイア」シリーズなど、PC用ゲームソフトを原作としたコンソール版の移植を手掛ける企業。これらのタイトルはジャンルとして「恋愛アドベンチャー」、「ビジュアルノベル」に属する作品であり、映画やアニメ、コミックなどと同様に「物語の展開を楽しむ」作品であることから、「その内容を公開されてしまうことは営業上の大きな損失となる」とした。

 また、移植作品である関係上、権利元との契約により同社は「移植版の制作権利」及び「その移植版を販売する権利」、「”同社自身が”オープニングムービーや静止画を用いて宣伝や広報活動を行なう権利」を有しているが、これらの権利を「第三者に再許諾することは許されていない」と説明。既に投稿されている同社作品のプレイ動画に対しては同社及び権利元から削除の対応を行なってきたが、ネタバレによる直接的な損失のほか、プレイ動画の投稿件数増に伴い対策に要する時間が増加していることについて言及し、改めて「弊社作品のプレイ動画の投稿・配信をご遠慮いただきたい」と呼びかけている。