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PS5、無線規格にWi-Fi6、Bluetooth 5.1を採用へ

 プレイステーション 5の無線規格にWi-Fi6(IEEE 802.11ax)およびBluetooth 5.1が採用されることが明らかとなった。これによりPS5は、現行のPS4と比較して低遅延、超高速の無線通信を実現する。

 これは海外における無線モジュールの承認プロセスで必要となるドキュメントを付き合わせた結果判明したもので、ブラジルのテックサイトtecnoblogが最初に報じている。

 Wi-Fi 6は、今年に入り一気に広がりつつある最新世代のWi-Fi規格。理論上の最大通信速度は9.6Gbpsを誇り、現行の新型PS4およびPS4 Proが採用するWi-Fi 5(最大6.9Gbps)と比較して約1.5倍、PS4初期モデルが採用するWi-Fi 4(最大300Mbps)と比較して30倍以上の通信速度を実現する。また、遅延も少なく、同時接続台数も多くなっており、ゲームコンソールには必須の規格といっても過言ではない。

 一方、Bluetoothも、PS4初期の2.1、現行の4.0から、一気にこちらも最新世代となる5.1にジャンプアップする。省電力性能やデータ通信速度、通信範囲が向上し、5.1からは方向探知機能も追加される。これをPS5がどう活用するかというのは不明だが、フル活用することで、Bluetoothを介してPS4ではできなかったような新たなゲーム体験が可能となりそうだ。