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光差す「Minecraft」の新しい世界。レイトレーシング対応の「Minecraft with RTX Beta」の配信日が決定!
2020年4月14日 22:00
- 4月16日26時 配信予定
- 価格:無料(Windows 10版「Minecraft」が必要)
MicrosoftとNVIDIAは、Windows 10版「Minecraft」において、NVIDIAのグラフィックス技術「リアルタイムレイトレーシング」を導入する「Minecraft with RTX Beta」の配信を、日本時間4月16日26時(17日2時)に開始する。Windows 10版「Minecraft」購入者はβ版を無料で利用できる。
「Minecraft with RTX Beta」では、レイトレーシング技術により現実に即した光の描画がリアルタイムに追加される。たいまつの光を頼りに探索する暗い洞窟の中で、天井の隙間から差し込む一筋の光や、窓から差し込む朝日などはプレイ中にも目にすることになるだろう。これら光の表現は、反射や散乱といった光の性質も再現される。水面に当たった光は反射して表面を輝かせ、そこには風景が映り込む。狭い窓や木々の間から差す太陽光は、広がって見えるのだ。
こうしたリアルな光を、ビデオカードを用いて計算し描画するのがレイトレーシング技術だ。NVIDIA製「GeForce RTX」世代のビデオカードが対応している。また、「Minecraft with RTX Beta」は、AI処理技術「DLSS 2.0」(Deep Learning Super Sampling 2.0)にも対応。こちらはAIを用いたディープラーニングによってテクスチャの高解像度化処理を自動化、効率的に画質を向上する技術だ。これら光とディティールの表現により、ピクセルベースのMinecraft世界は、文字通り生まれ変わる。
「Minecraft with RTX Beta」では、描画の向上をゲーム内で体験できるコンテンツとして、デザイナーの手による6種類のマップがNVIDIAから提供される予定だ。これらのマップは、Minecraftマーケットプレイスで配信予定とされている。
「Minecraft with RTX Beta」の最低動作環境は、NVIDIA製のビデオカード「GeForce RTX 2060」以上。β版の導入者同士によるマルチプレイヤーにも対応しているという。また、NVIDIAは今回の発表に合わせ、新たなトレーラー映像を公開した。
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