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「ドラクエウォーク」が好調! スクエニHD、令和2年3月期第3四半期の決算を発表

2月5日 発表

累計期間:2019年4月1日~2019年12月31日

 スクウェア・エニックス・ホールディングスは、令和2年3月期 第3四半期の決算発表を2月5日に行なった。第3四半期連結累計期間は2019年の4月1日より12月31日まで。

 発表によれば、当第3四半期連結累計期間は、家庭用ゲーム機向けのタイトルにおいて、Nintendo Switch用RPG「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」やXbox One/Switch用RPG「ファイナルファンタジーX/X-2 HS リマスター」などを発売したが、前年同期に新型大型タイトルの発表があったため、その反動により前年同期比で減収したという。また、前期に発売した新作のリピート販売が弱かったため、営業損失となったとしている。

 スマートデバイスやPCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいては、「ロマンシング サガ リ・ユニバース」や「ドラゴンクエストウォーク」の好調により、前年同期比で増収増益となっている。さらに、「ファイナルファンタジーXIV」と「ドラゴンクエスト X」の拡張パッケージ発売と、それに伴う課金会員者数の増加により、MMORPGにおいても前年同期比で増収増益している。

 アミューズメント事業では、アミューズメント機器で新規タイトルの発売がなかったため前年同期比で減収となったものの、店舗運営が好調に推移したことから営業利益は微増となっている。

 そのほか、出版事業では、紙媒体でも販売が好調に推移し、マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍などのデジタル媒体においては販売が大幅に増加したとのことで、前年同期比で増収増益に。ライツ・プロパティ等事業では、新規キャラクターグッズなどの投入があったことから前年同期比で増収増益となっている。

 今後の事業環境は、次世代の家庭用ゲーム機の販売が控え、欧米市場における競争激化が一段と進む一方で、新ゲームプラットフォーム、XR(VR、MR、ARの総称)、人工知能(AI)、ブロックチェーン技術などにより、新たな市場拡大が期待されるとしている。スマートデバイス向けゲームの市場規模も世界的に拡大を続けていることから、環境変化に対応したコンテンツ開発と収益機会の多様化を図ることで、売上・利益の持続可能な伸長を可能とする収益基盤を確立する取り組みを進めているとのこと。

財務ハイライト(単位:100万円)

第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)

令和2年3月期末平成31年3月期前年比
売上高189,715181,6994.4%
営業利益27,77012,378124.3%
経常利益27,99516,62868.4%
親会社株主に帰属する四半期純利益19,1909,287106.6%
1株当たり四半期純利益160.96円77.94円

参考:通期(4月1日~3月31日)

令和2年3月期末 計画平成31年3月期前年比
売上高270,000271,276△0.5%
営業利益24,00024,635△2.6%
経常利益24,00028,415△15.5%
親会社株主に帰属する四半期純利益16,80019,373△13.3%
1株当たり四半期純利益140.97円162.57円