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D4エンタープライズ、「ディーヴァ(PC-8801版)」配信開始

辺境星系スートリの司政官ルシャナ・パティーとなって謎の双惑星に挑め!

1月28日 配信

価格:500円(税別)

 D4エンタープライズは1月28日、レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」において、Windows用シミュレーション「ディーヴァ(PC-8801版)」の配信を開始した。価格は500円(税別)。

 本作は、1987年にリリースされたシミュレーションゲーム。プレーヤーは、ヴリトラの攻撃によって婚約者のラーナを失った、辺境星系スートリの司政官ルシャナ・パティーとなり、数々の敵と戦いながらナーサティア双惑星への航路を開き、攻略していく。複数の機種でリリースされたにもかかわらず、機種ごとに異なる主人公やストーリーが楽しめるほか、パスワード(セーブデータ)によって他機種の主人公を自分のゲームに呼べたりするなど、発売当時としては斬新なシステムが用いられていたのも大きな特徴である。

【ディーヴァ for PC-8801(1987)】

【ストーリー】

 辺境惑星スートリは、帝国崩壊後も唯一平穏を保っている星系であった。それは、銀河辺境という地の利もさることながら、執政官を務める“ルシャナ・パティー”の行政によるところのものであった。彼は、惑星アルジェナ消失後、ただちに中央とのナーサティア航路を閉鎖し、同時に通信管制を敷くことによって、星系を完全に孤立させた。突然の孤立に多少の混乱をきたした惑星もあったが、自給体制が確立するにしたがって徐々に平穏を取り戻していった。

 それと同時に、ルシャナは中央の情報収集のため、幾度か特使を派遣するが、いずれも無事に帰還できたものはいなかった。星系はその強大な防衛網によって、外からの侵入を確実に阻止していた。しかし、ルシャナが絶大の信用をおいていたその防衛網も、突然崩される日が来る……。

ゲームシステム

 ゲームシステムは、アクション要素を持つシミュレーションゲームとなっており、惑星の環境整備や資源開発、技術開発、星系防衛などをしながら艦隊の移動を行なう「戦略モード」、ターン制で艦隊同士の戦いを行なう「艦隊戦」、リアルタイムでドライビング・アーマーを駆って惑星を制圧する「惑星戦」の3つで構成されている。これら3つのモードを駆使しながら版図を広げていくことが本作の目的となる。

 ゲームとしての難度は高めで、アクションシーンは手ごたえ十分だ。また、条件が揃っていないと真のエンディングを見ることができないといった要素もあるが、今回、クイックセーブデータが同梱されているため、途中から楽しむことができる。データは「ノーマルエンド直前データ」、「真エンド直前データ」が用意されており、好みに応じてプレイできる。