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【EVO Japan 2020】みきおジュリアを世界中が応援! 史上空前のリロイ祭りを制したのはタイの英雄Book選手 「鉄拳7」ファイナル
2020年1月26日 12:16
- 1月24日~26日開催
1月26日、EVO Japan 2020「鉄拳7」部門グランドファイナルが行なわれ、決勝戦はみきお選手(日本)と、Book選手(タイ)の戦いとなり、タイの英雄Book選手がウィナーズのまま最後まで勝ちきり、EVO Japan初優勝を決めた。
12月に実装され、瞬く間に「鉄拳」シーンを制覇した新キャラクター「リロイ」。実装後初のメジャー大会となるEVO Japan 2020でもリロイ旋風が吹き荒れ、予選大会では日本を代表するプロゲーマーノビ選手(日本)をはじめ、鉄拳神Knee選手(韓国)、そしてパキスタンの英雄Arslan Ash選手ら、リロイを選択しなかった強豪選手が次々に脱落する中、ファイナリスト8名中6名がリロイという“リロイ祭り”となった。
実況のゲンヤ氏は、リロイを使わずジュリアにこだわるみきお選手を「鉄拳の世界を守る戦い」と表現し、解説のハメコ氏は本大会をEVO Japanならぬ“リロイジャパン”と揶揄する中、会場と世界から配信を見守る「鉄拳」ファン達は、アンチリロイで団結し、リロイを使わないみきお選手(日本)と、ULSAN選手(韓国)に大声援を送った。
ULSAN選手はボブと一美、みきお選手はジュリアにこだわり、ファイナルを盛り上げた。ULSAN選手はファイナルで2勝、みきお選手はグランドファイナルまで駒を進めたがあと一歩及ばず、リロイに屈し、鉄拳世界は救われなかった。
優勝したBook選手は、優勝コメントで支えてくれた仲間に感謝しつつ、2年間優勝から遠ざかっていた状況でようやく優勝できたことを喜びつつ、「大きなプレッシャーを感じていた、なぜならネットにはリロイに関する(否定的な)コメントが溢れていたから。普段は仁を使っている、今回はリロイ使ったが、決勝でみきお選手に対して仁を使うことは相手にリスペクトを示してないと思ったのでリロイを使って対戦した」と語り、苦しい胸の内を語った。
言うまでもなく選手にまったく非はなく、勝ちを義務づけられたプロ選手達に現在の状況を強いた運営側にすべての責任がある。このリロイ一強状態をどうするのか。バンダイナムコエンターテインメントの反応が待たれるところだ。大会の詳細については追ってお届けしたい。