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歌声合成ソフトウェア「初音ミク NT」2020年夏発売決定!
特設WEBサイトを公開。DL版の予約受付を開始
2019年12月25日 18:42
クリプトン・フューチャー・メディアは12月25日、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」の新バージョン「初音ミク NT(ニュータイプ)」の特設WEBサイトを公開し、ダウンロード版の予約受付を開始した。価格は19,800円(税込)。
なお、「VOCALOID2 初音ミク」、「初音ミク V3」、「初音ミク V3 バンドル」、「初音ミク V3 ENGLISH」、「初音ミク V4X」、「初音ミク V4X バンドル」、「初音ミク V4 ENGLISH」、「初音ミク V4 CHINESE」のいずれかを購入の上、同社のWEBサイトにライセンス登録をしている人は、優待価格15,400円(税込)で購入できる。優待販売の申し込み方法はこちらから。
ダウンロード版を購入すると、3月中旬にプロトタイプ版を先行で試すことができる。メジャーリリース版は2020年8月下旬に配信予定。なお、パッケージ版は2020年夏頃より予約受付が開始される予定となっている。
プロトタイプ版
プロトタイプ版は、今夏リリース予定の「初音ミク NT」メジャーリリース版より、現時点までに開発が完了した機能群をまとめた先行バージョン。付属するボーカル・エディタ「Piapro Studio for NT」は、スタンドアロン版(Windows/Macintosh対応)のみとなり、VOCALOIDトラックの読み込みはできない。また、プロトタイプ版とメジャーリリース版では一部の仕様が変更となることがある。
「初音ミク NT」概要
「初音ミク NT」は、特別にカスタマイズされた歌声表現技術/ボイスライブラリー/ソフトウェア・インターフェイス/ボイスエフェクターを組み合わせた、初音ミク・パッケージ。アップデートされたボーカル・エディタ「Piapro Studio」には、新たに開発された様々な機能を統合。歌詞とメロディを打ち込んで表現スタイルを選択するだけで、歌の方向性がコントロール可能なため、発声のキレやスタッカート/レガートの具合、ピッチの動き方など歌い方の基礎が設定できる。
さらに、進化したボイスライブラリーと新開発のボイスエフェクターを組み合わせれば、聞き取りやすさを保ったまま、初音ミクらしく可愛らしい歌声や切ない吐息声から、怒り声やガラガラ声、デスボイスまで表現することができる。ワンタッチで装飾発音も導入できるため、幅広く歌声をプロデュースすることが可能だ。
なお「Piapro Studio」には、スタンドアロン版(Windows/Macintosh対応)とプラグイン版(AU/VST)のほか、500種類以上の楽器を収録した音楽制作ソフト「Studio One」の特別エディションも付属する。
「初音ミク NT」日本語ボイスライブラリー
新開発のリシンセシス技術で作られた、高品位なボイスライブラリー。全ての声の素片は、発音の乱れや破綻が無いよう、子音と母音を解析しサウンドが調整されている。また声のレイヤーが可変式となっており、アクセントなどが生々しくコントロールできる。
・ORIGINAL VOICE
2007年より親しまれている初音ミクらしい声の表情にアップデートを加えた、ボイスライブラリー。
※その他複数のボイスライブラリーが提供される予定。
新開発のボイスエフェクターにより、多彩なサウンドデザインが可能
・「Voice Drive」
声の震え成分をコントロールし、声の勢いや質感を調整するエフェクト。応用プリセットにより、ガラガラ声やデスボイスも表現可能。
・「Voice Voltage」
声のハリ具合や、強さ/弱さの成分をコントロールし、ダイナミックな声の抑揚を作り出すエフェクト。
・「Super Formant Shifter」
元の声の個性を保ったまま、インテリジェントに声質変化させるエフェクト。実用的な範囲で、声の女性らしさや、チビ声への変調が可能。
※上記以外にも多彩なエフェクトが搭載される。
「初音ミク NT」に同梱されるソフトウェア
米国 PreSonus製のDAWソフト「Studio One Artist Piapro Edition」(以下「Studio One APE」)に加え、豊富なソフトウェア音源とサウンド素材、エフェクトが収録される。
・Piapro Studio(ピアプロスタジオ)
・Studio One APE
・ PreSonusソフト音源
・MUTANT VSTi版(Windows版のみ)
・SONICWIREボーナスサンプル
© Future Media, INC.
※「初音ミクNT」の基礎技術の一部に、産業技術総合研究所が研究開発した歌声技術が利用されています。
※VSTはSteinberg Media Technologies GmbHの登録商標です。
※Studio OneはPreSonus Audio Electronics, Inc.の登録商標です