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アイ・オー・データ機器、4K/60p記録対応ソフトウェアエンコード型 PCIeキャプチャーボード「GV-4K60/PCIE」を発表

長岡頼（クラフル）

2019年12月4日 11:00

12月4日発表

　アイ・オー・データ機器は、ゲーミングモニター「GigaCrysta」のファミリーブランドとして誕生したゲーミングデバイスブランド「GigaCrysta E.A.G.L（ギガクリスタイーグル）」シリーズより、4K60p録画対応 HDMIキャプチャーボード「GV-4K60/PCIE」を発表した。

　「GV-4K60/PCIE」は、HDMI出力映像をPCで録画できるソフトウェアエンコード型のHDMIキャプチャーボード。4K60p HDRパススルー機能を搭載しているため、4K画質そのままのクオリティでプレイしながら、4K60pでの録画が可能だ。また最大1080p 240fpsの録画に対応しており、240fpsパススルーも可能なため、滑らかな映像でプレイしながら刹那の時も逃さない。インターフェイスはPCI Express 2.0（Gen2）×4を採用。LED搭載のため、PC筐体のなかでGigaCrystaロゴが美しく光るのも特徴だ。

特徴を紹介

4Kの映像美に対応

　本商品は4K60p HDRパススルーに対応しているため、4K HDR映像を妥協することなくプレイできる。さらに、録画はトーンマッピング技術を利用し、4K60p HDRの映像をパススルーしながら4K60pSDRで可能だ。ただし、HDR録画には対応していない。

最大240fpsに対応

　本商品は、1080p 240fps パススルーに対応しているため、滑らかな映像でゲームをプレイしながらキャプチャーできる。その他1440p 144fpsなど、幅広いゲーム映像にも対応。録画も240fpsに対応しているため、自身のプレイ映像を刹那の時も逃さずに魅せることが可能だ。

PC内蔵型

　本商品は、PCI Expressインターフェイスを搭載したPC内蔵型のキャプチャーボードのため、ケーブルを増やすことなく、ゲームをプレイできる。

PCのなかで光る「GigaCrysta」ロゴ

　PC本体に取りつけると、GigaCrystaロゴが光る。本体ステータスによって、ホワイト、ブルーに変化する。

「4Kパススルー」出力

　本商品は4Kパススルー機能が搭載されているため、シビアな操作を求められるゲームでも、表示の遅延を気にすることなく、プレイしながらの録画や配信ができる。

簡単操作の録画ソフトを添付

　シンプルでわかりやすい操作画面の録画ソフト「I-O DATA HD Mix Capture」添付により、最大4K60p、2K240pの映像を簡単に録画できる。録画したファイルはアプリ画面から一覧で参照でき、すぐに再生して楽しむことができる。なお、ライブ配信を行なう機能は搭載されていない。

ピクチャーインピクチャー機能

　Webカメラの映像やマイクの音声を同時に記録し、ゲーム映像にピクチャーインピクチャー（PinP）で合成した動画も簡単に作成できる。そのため、自身の映像と合わせた、自分だけのゲーム実況動画を作成することも可能だ。

　カメラの位置は「右下」、「右上」、「左下」、「左上」の4カ所から設定できるため、ゲームの邪魔にならない場所に変更できる。ただし、合成した動画の作成時には、PCに内蔵のカメラやマイク、または外付Webカメラやマイクが別途必要となり、使用するカメラは、UVCに対応している必要がある。

圧縮技術H.265に対応

　録画ソフト「I-O DATA HD Mix Capture」は、映像圧縮技術「H.265」に対応。同様の録画品質でも、従来のH.264に比べて録画ファイルサイズが小さくなるため、長時間録画が可能となる。

【注意事項】
※H.265 エンコーダー（HEVC）は「I-O DATA HD Mix Capture」使用時に有効になる。
※本商品が導乳されたPCのグラフィックスボードが「H.265」に対応していない場合、「I-O DATA HD Mix Capture」で利用することはできない。

PCとつないだUSBハードディスクに保存可能

　動画の保存先に、PCとつないだUSBハードディスクを選択可能。データ量の大きい4K映像も、大容量のUSBハードディスクなら長時間保存することができる。ただし、USBメモリーやネットワークハードディスク（NAS）等への直接録画はできない。

サードパーティ製のアプリケーションでも動作を確認できる。

　本商品は添付のソフトウェアだけでなく、下記サードパーティ製のアプリケーションでも使用することができる。

【12月4日時点での確認済みアプリケーション】

ソフトウェア名	バージョン	動作	設定方法
OBS Studio	v24.0.3	○	手順
XSplit Broadcaster	v3.9.1909.1601	○	手順

【注意事項】
※十分なネットワーク帯域（100Mbps程度）がない場合や使用するPCが最低動作環境である場合は、動作や配信がカクつくことがある。
※同社が独自に検証したものであり、すべての動作を保証するものではないため、事前に告知することなく使用できなくなる場合もある。

対応OS

Windows 10 November 2019 Update（バージョン 1909）※1
Windows 10 May 2019 Update（バージョン 1903）※1
Windows 10 October 2018 Update（バージョン 1809）※2
Windows 10 April 2018 Update（バージョン 1803）※2
Windows 10 Fall Creators Update（バージョン 1709）
Windows 10 Creators Update（バージョン 1703）
Windows 10 Anniversary Update（バージョン 1607）
Windows 10 November Update（バージョン 1511）
Windows 10
Windows 8.1（64bit）
Windows 7（64bit）

【注意事項】
※64ビットのみ対応。
※Windows 10（Sモード）には非対応。
※1 キャプチャーデバイスを使用する場合、Windowsの設定において、アプリのカメラへのアクセス許可をオンにする必要がある。
※2 キャプチャーデバイスを使用する場合、Windowsの設定において、アプリのカメラへのアクセス許可をオンにする必要がある。