ニュース

Valve開発のVR「VALVE INDEX」がいよいよ日本上陸! 11月22日より予約受付を開始

購入者特典は新作タイトル「Half-Life: Alyx」

11月22日~ 予約受付開始

11月28日10時~ 販売開始予定

価格:
【VALVE INDEX VRキット】
125,800円(税別)

 DEGICAは、VRハードウェア「VALVE INDEX」の日本国内正規取扱を11月28日10時より開始する。これに先駆け、11月22日より予約受付を開始した。

 「VALVE INDEX」は、PCゲームプラットフォーム「Steam」および、VRプラットフォーム「SteamVR」を展開するValveが開発した最新のVRハードウェア。ヘッドセット、コントローラ(左手用+右手用)、ベースステーション2台が予めセットになっているVRキットをはじめ、既にSteamVR規格に準拠した製品を持っているユーザー向けに、ヘッドセット+コントローラ(左手用+右手用)セット、ヘッドセット単体、コントローラ(左手用+右手用)単体のラインナップも用意されている。ルームスケールエリアを広く取りたい人向けに、ベースステーション単体(1台)の販売も行なわれる。価格は以下の通り。

【価格】

製品価格(税別)UPC型番
VALVE INDEX VR キット125,800円814585020533V003683-10
VALVE INDEXヘッドセット+コントローラ94,800円814585020557V004061-10
VALVE INDEXヘッドセット62,800円814585020311V003614-00
VALVE INDEX コントローラ(左右セット)35,800円814585020571V003665-10
VALVE INDEX ベースステーション19,800円814585020267V002845-00

※VALVE INDEX コントローラは左右セットとなり、片側のみの販売は行なわれない。
※VALVE INDEX ベースステーションは、SteamVR2.0準拠のものとなる。単体販売は、1台あたりの価格となる。

購入特典

 「VALVE INDEX」購入者には、特典としてValveより発表された新作VRゲーム「Half-Life: Alyx」が配布される予定だ。「Half-Life: Alyx」は開発中のタイトルとなり、特典内容は変更される可能性もある。特典の詳細は、特典カード裏面に記載されているプロモーションページを参照していただきたい。

特徴を紹介

ヘッドセット

 細部までより明瞭かつ快適に表示するために用意された、1,440×1,600デュアルRGB LCDパネルにより、OLEDパネルよりも50%多くのサブピクセル表示が可能。フィルファクターもOLEDの3倍優れており、スクリーンドア効果を大幅に低減している。120Hzで動作する「VALVE INDEX」ヘッドセットは、90Hz動作への後方互換性があり、試験的な144Hzモードも搭載。より高いフレームレートがリアリズムと視覚的な安定性を向上させ、長時間でも快適なセッションを実現する。視野角は最大130°と、主流となっている既存のVRヘッドセットよりも20°広く取られており、端から端までの鮮明さを失うこと無く、より自然に周囲を見渡せるため、より深い没入感を得ることができる。

ヘッドフォン

 「VALVE INDEX」に搭載されているスピーカーは耳に接触しないまま音響がフリーに流動するオフイヤースタイルを採用。頭と耳の形状にとらわれず、バーチャルサウンドの音源が頭の中からでなく、日常的な音声のように、自然なヒアリング環境で感じ取ることができる。物理的な接触がないため、使用中の圧迫感や物理的な痛みからも開放される。

 各スピーカーの位置は、一番聞き取りやすい場所へ自由に調整することが可能。「VALVE INDEX」のハニカムパネルスピーカーのドライバーは、180度に近い発散パターンでも、周波数帯をすべてカバーするため、音響の品質を損なうことなく、パワフルでフルボディな音響を届けることができる。

コントローラ

 新しいセンサー入力によるコントローラは、87個のセンサーを使用して、手の位置や指の位置、動き、圧力を追跡。指の動きを緻密に捉えた自由な動きを反映させる。「VALVE INDEX」コントローラでは、従来のコントローラを握るスタイルではなく、ハンドストラップを用いて固定する方式が取られている。常に握り続けていた状態から開放されることで、手を広げた状態で物体を落としたり投げたりする、ハンドサインで意思疎通を図る、じゃんけんでコミュニケーションを取るといったことを、特定のボタンの組み合わせを覚えること無く、自然な形で表現することが可能だ。

 各コントローラのメインボディには、手のサイズと変化する皮膚の静電容量のチェックを行なっており、絶えず再調整が実施される。コントローラには握力を感知するセンサーと振動ユニットが、表面にはボタンとタッチセンサーを内蔵したトラックパッド、スクロールホイール、各種ボタンが備えられており、「VALVE INDEX」対応タイトルだけでなく、既存のVRタイトルでも利用することができる。ただし、一部のコンテンツでは、SteamVRでのキーアサインの設定等が必要になる場合がある。

センサー(ベースステーション)

 ベースステーションは、VRで必要となる追跡技術が更に改善されている。ヘッドセットとコントローラを追跡するための固定レーザーは1秒間に100回掃引され、どのような姿勢でも的確に捉えることができる。新しいシングルローターの設計により、前世代として比較して 400%広いプレイスペースを捉えることが可能となり、より広い設置角度設定とより広いプレイエリアを捉えることができるようになっている。また、ベースステーションを追加することにより、最大で10×10mまで拡張が可能だ。

 単一コード化されたレーザーと無指向性ウィンカーにより、「VALVE INDEX」のベースステーションは、他のIRデバイスとの共存が可能。デプスカメラを使用する手法やモーションキャプチャーシステムからの耐性が向上する。

より深化した、自由な開発を

 ヘッドセットのフロントカバーを外した先に設けられた“Frunk”という愛称で呼ばれるコンパートメントには、USB 3.0 Type-Aポートが設けられており、サードパーティーによる拡張デバイスや自社開発した拡張デバイス等に利用できる。Valveでは、この「VALVE INDEX」による VRシステムを構成する主要製品(ヘッドセット、コントローラ、ベースステーション)について、Creative Commonライセンスの下で、CADファイルをはじめとした詳しい仕様の公開を行なっている。

 これらのリソースで設計、作成したものは、自由に使えるだけでなく、その作品を販売することも可能だ。ただし、事前にValveへの確認が必要となる。また、Steamworksでは、仕様やソースコード等の情報公開をはじめ、SteamコミュニティやGithub等による各ゲームエンジンに対応したTipsの公開など、情報共有を積極に行なっている。

システム要件

最低要件

[OS] Windows 10, SteamOS, Linux
[Processor] デュアルコア(ハイパースレッディング対応)
[Memory] 8GB RAM
[Graphics] NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD RX480
[Network] ブロードバンドインターネット環境
[Additional Notes] DisplayPort (Version1.2) 及び USB 2.0+ポートが必要

推奨環境

[Processor] クアッドコア以上のCPU
[Graphics] NVIDIA GeForce GTX 1070 またはそれ以上の性能を持つ製品
[Additional Notes] DisplayPort (Version1.2) 及び USB 3.0ポート(ヘッドセットのパススルーカメラ使用時)

※各種変換アダプターによる動作は保証対象外となる。