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Enty選手「知らなかった」。「LoL」、プロチーム「Unsold Stuff Gaming」2020年度LJL出場権を得られず

11月20日 発表

 ライアットゲームズは11月20日、PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド」の日本プロリーグ「LJL(League of Legends Japan League)」における2020年度LJL出場権について、プロチーム「Unsold Stuff Gaming(以下、USG)」の所有会社であるブレイクスルーとの契約を行なわないことを決定した。これに伴い、「LJL新チームの一般公募」を開始した。

 USGは2015年に設立されたチーム。2019年度の春季リーグでは2位になるなど、強豪チームの1つとして知られている。今回契約を行なわなかった理由として、ライアットゲームズは「ブレイクスルーが2020年度のLJL出場基準に達していないため」と説明している。

 ライアットゲームズおよびUSGからの詳細な理由は説明されていないが、LJL一般公募の参加条件に記載されている「資本金 が5千万円以上であること」と「チームオーナーとなる法人の、2019年10月以降に開始する最初の会計年度における年間売上が合同会社ライアットゲームズからの支払いを除き、25億円以上になると合理的に見込まれること」の条件に達していないのではないかと思われる。

 USGは1月5日より2月26日まで、来年以降の出場権利の確保のためにクラウドファンディングで支援を募集していたことがある。その際のクラウドファンディングのページには、LJLが行なった参加条件の改訂で資金力が問われることにより、活動の継続が厳しくなる可能性があると記載されているため、資金面に問題があったことが伺える。

 また、USG所属選手であるEnty選手はこのことに対し、自身のTwitterで「知らなかった」と投稿している。