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「龍が如く7」完成披露会レポート! 段ボールで送られてきた台本を一気読みしてしまうほどのドラマの魅力

2020年1月16日 発売予定

価格:8,390円(税別)

プレイ人数:1人

CEROレーティング:D(17才以上対象)

 セガゲームスは、2020年1月16日発売予定のプレイステーション 4用ドラマティックRPG「龍が如く7 光と闇の行方(以下、龍が如く7)」において、完成披露会を開催した。

 これまではストーリートレーラーなどは公開されていたものの、東京ゲームショウに出展された体験版、サイン会&先行体験会などバトルにフィーチャーした情報発表が中心だった。本日の発表会ではシリーズ総合監督の名越稔洋氏をはじめ、主人公の春日一番役の中谷一博さん、沢城丈役の堤真一さん、ナンバ役の安田顕さん、荒川真澄役のの中井貴一さん、そして助演女優オーディションで選ばれたの鎌瀧えりさん、沢すみれさん、柳いろはさんが登壇。出演陣によるトークコーナーのほか、最新のストーリートレーラーの公開や、タイアップアーティストなどが発表された。

【【PS4専用ソフト『龍が如く7 光と闇の行方』最新ストーリートレイラー】】

未公開シーンの連続、楽曲にも注目の新トレーラー公開!

 発表会では本日初公開のストーリートレーラーが公開された。今回はドラマ関連に重きをおいたという未発表のカットシーンが満載で、本作のストーリーへの注目が高まる内容になっている内容になっている。

 既報の通り物語のキーを握る荒川真斗の意味深なシーンの数々や、これまでのシリーズ主人公である桐生一馬が登場するなど、盛り上がりありサプライズありと注目の内容で、会場を訪れていたメディア関係者などからも大きな拍手が送られた。

 また、このトレーラーに使用されている楽曲も注目だ。本作のタイアップアーティストが中田ヤスタカ氏×湘南乃風であることは発表されていたが、その楽曲「一番歌」が本トレーラーに使用されている。

 この楽曲は名越氏には特に印象深いのだという。先日体調を崩し入院していた名越氏が手術に向かう際に「これは命に関わる手術なので」と中田ヤスタカ氏、湘南乃風に一度タイアップ楽曲の断りを入れていたのだという。だが両アーティストから「きっと治ります。だからこの話をなかったことにはしないで欲しい」と言われ、名越氏が入院していた病室に訪れて打ち合わせまでして生まれた楽曲になっているとのことだ。

【タイアップ楽曲は中田ヤスタカ氏×湘南乃風】
タイアップ楽曲を手掛ける中田ヤスタカ氏×湘南乃風。楽曲はトレーラーの中で聞けるのでぜひチェックしてみて欲しい

豪華出演者勢揃い。分厚すぎる台本ながらもそのストーリーに引き込まれた

 続いて本作で主要キャラクターを演じた出演者がステージに登壇した。

 主人公である春日一番を演じた中谷一博さんは「龍が如く」シリーズでは錦山彰という重要な役を担当したので、「差別化を図らないといけない」という気負いがあったのだという。だが名越氏をはじめ龍が如くチームが軌道修正をしてくれたお陰で無事に収録できたと話し、「自分にも春日一番と同じように仲間がいました」と語った。

 続いて主人公の兄貴分的な役割である沢城丈役を演じた堤真一さんは「普段ゲームをプレイしないのでRPGと言われてもよくわからなかったのですが、中井貴一さんも出演されると聞いて『やります!』と答えました(笑)」と出演のきっかけについて話していた。

 潔癖症のホームレスであるナンバを演じた安田さんは、自身とナンバの共通点を聞かれ「え、ホームレスのナンバとですか?」とおどけた答えで会場の笑いを誘っていた。そんなジョークの一方でゲーム内に登場するキャラクターについて「見た目が自分以上に自分なんですよね」クオリティの高さを絶賛していた。

 そして物語の要所要所に登場する重要キャラクター荒川真澄を演じた中井貴一さんは「以前は任侠映画というのが普通に撮影されていて、多くの人に観られていたんですね。そこで大切だったのが“任侠道”でした。経済的なことだけではなく、人の恩とか義理とかを大切にしていた。そういうものを最も持ったのが荒川真澄というキャラクターで、そこに春日一番が惚れていく構図が良くできているなと感じましたね」と本作のストーリーの魅力について話した。

 作品の中では熱いドラマ、濃い男同士の会話の合間合間にちょっとホッとさせてくれるような存在という、助演女優オーディションで選ばれた3人。名越氏によると「男性キャラクターはカッコいいけど女性キャラクターは可愛くないと言われてしまっていた」とのことだが今回は表現力も上がってきていい感じになってると思うと話し、代表してコメントした鎌瀧えりさんは「CGの出来栄えはバッチリで、自分がCGになっているのが不思議に感じました」と話していた。

春日一番を演じた中谷一博さん
沢城丈役の堤真一さん
荒川真澄役の中井貴一さん
ナンバ役の安田顕さん

 本作について感じた印象について聞かれた堤さんは「台本を読ませていただくときに、映画や舞台とは比べ物にならないほど巨大な台本が届いた時は驚きました。その時別の仕事もあったので自分の台詞だけ覚えていこうと思ったのですが、あまりにも物語が面白すぎて全部読んでしまうほどでした」と本作のストーリーに引き込まれた様子。

 中井さんも「本当に巨大な台本が届いたのですが、完成度が高い物語になっていました。堤さんの役も僕の役も途中でやめてしまうと誤解されてしまいそうなので、ぜひ最後までプレイして欲しいというのが読み終わっての感想です」と中井さんもストーリーの魅力について絶賛していた。

 安田さんは「あんなに分厚い台本に出会ったことがなかったですし、日頃過ごす街の中でとんでもないアクションを繰り広げるというゲームならではのスケール感を感じられました。こんなに長い長編の映画やドラマは難しいと思うので、ゲームという世界の中で素晴らしいストーリーのある壮大な作品を作られているんだなという印象を受けました」と話すなど、出演者にとっても非常に印象的な物語になっているという。

 最後に出演者を代表して中谷一博さんより本作の発売を楽しみにしているファンに向けて、「ついに本作をお届けする準備がついにできました。今回は『RPG』や『ドラクエ』といったキーワードが登場しているのですが、何よりも重要なのが"仲間の大切さ”というキーワードです。また『龍が如く』シリーズならではの重厚なドラマは今作でも一切変わりません、むしろレベルアップしています。今までのシリーズを上回る“会心の一撃”をお届けできると確信しているので楽しみにお待ちいただければと思います」と話し、会を締めくくった。