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会場に「HI-METAL R 重戦機エルガイム」シリーズ登場!

可動やディテールに加え、動かして遊べる完成品としての設計にも注目

発売日・価格未定

 10月25日より開催中の「TAMASHII NATION 2019」の秋葉原UDX会場「Robot Center」の「HI-METAL R」シリーズの展示コーナーに、「重戦機エルガイム」より「エルガイム」と「バッシュ」が出展された。

 HI-METAL Rは可動・変形とともに「複合マテリアル」をうたい、ダイキャストなどの金属素材を積極的に採用し、重量感や剛性を持たせて設計している「ROBOT魂」などとは一線を画すシリーズだ。これまで「マクロス」シリーズや「太陽の牙ダグラム」、「テクノポリス21C」、「戦闘メカザブングル」などがラインナップされ、そこに「重戦機エルガイム」が加わることとなったのだ。

「HI-METAL R エルガイム」(右)と「HI-METAL R バッシュ」(左)。ともに発売日、価格は未定

 今回展示されたエルガイムとバッシュの2体も、HI-METAL Rシリーズの設計概念に基づいて、本体には金属パーツを使用しているそうだが、これまでのシリーズからさらに一段階進化し、「ヘビーメタル」という機体のデザインに合わせて、金属パーツをディテールアップの演出素材としても採用している点をBANDAI SPIRITSの担当者はアピールした。両機体はそれぞれ、頭部左右のツノやランダムスレート(脚部メカ)にも金属パーツが使われているのがわかり、見た目的な印象の向上に貢献している。

エルガイムはツノや首周りのメカに金属パーツを使用していることがわかった
ヘビーメタル独自の意匠であるランダムスレート。ここにも金属パーツを多用
バインダー(盾)の内側にはセイバーやSマインも見える。マット仕上げされた手首にも注目

 そんな金属パーツも含め、本体に使われる素材はほとんどが成形色のままで設計される予定で、おもちゃとしてガシガシと動かして楽しめるようになっているという。一方、部分塗装される箇所にもこだわりがあって、例えばエルガイムの腹部や手首の塗装は、劇中の設定に合わせたラバー風のマットな質感を表現しているそうだ。

 もう1つ注目なのは、そのサイズ感だ。背が低いほうのエルガイム全高20cm以上ありそうな大きさで、発売済みのROBOT魂 版エルガイムが1/144サイズとすれば、こちらは1/100スケールといったところだろうか。細部ディテールやギミックなどもこのサイズになったことで実現できるものが増え、エルガイムは変形するスパイラルフローの収納ギミックなども予定しているとのこと。またバッシュはかつて1/100スケールのプラモデルが発売されなかったという経緯があり、当時のファンにとってもこのサイズでの発売は嬉しい出来事となるはずだ。

光沢のある質感のバッシュ。その象徴でもあるバスターランチャーを構えるポーズも可能にしたいとのこと
バッシュの頭部。金属そのままのツノもいい感じだ
バッシュのランダムスレート。もちろんこちらも展開可能だ

 シリーズとしてまずは主人公機とライバル機の2体がラインナップされたが、評判次第では当然、他の機体も構想中とのこと。個人的にはボリューム感や可動が楽しそうなオージェやアシュラ・テンプル、変形ができるエルガイムMk-IIあたりの発売に期待したいのだが、いかがだろうか。