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「仁王2」バトル・イベントシーンや登場キャラなど最新情報を公開

「藤吉郎」役竹中直人さん、「無明」役波瑠さんのアフレコメイキング映像も

2020年初頭 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定

 コーエーテクモゲームスは、2020年初頭に公開を予定しているプレイステーション 4用ダーク戦国アクション RPG「仁王2」の最新情報を公開した。

 本作は、ワールドワイドで275万超のセールスを記録するダーク戦国アクションRPG「仁王」の続編。前作のコンセプト「戦国死にゲー」に加え「妖怪」のエッセンスをさらに強化。「半妖」である主人公となり、「侍」と「妖怪」の2つの力を使い妖怪が跋扈する戦国乱世で戦っていく。

 今回公開されたのは、敵として立ちふさがる戦国武将「今川義元」や、戦いの場となる「桶狭間」、守護霊や新たな妖怪たちなどに関するゲーム画面とキャラクタースチル。さらに、本作に「藤吉郎」役として出演する「竹中直人」さんと、オリジナルキャラクター「無明」役として出演する「波瑠」さんのアフレコメイキング動画も公開された。

【「仁王2」:「藤吉郎」役/竹中直人 アフレコメイキング映像】
【「仁王2」:「無明」役/波瑠 アフレコメイキング映像】

登場キャラクターとキャラスチル紹介

わいら

 わいらは、巨大な体に太く長い一本だけの爪を持つ前足を備えた、正体不明の妖怪。いくつかの絵巻に描かれているが、いずれも下半身が描かれておらず、全容は明らかでない。常世に潜んで人間を待ち伏せ、襲って食うといわれる。

キャラクタースチル

一本ダタラ

 一本だたら(いっぽんだたら)は、ひとつ目ひとつ脚の妖怪。だたらは製鉄や鍛冶を意味し、過酷な労働で目や足を患った鍛冶師が鬼に変じた姿とされる。槌や大太刀などの武器を手にしているが、強靭な脚による攻撃にも注意しなければならない。

キャラクタースチル

煙々羅

 煙々羅(えんえんら)は、常闇に呑み込まれ命を落とした人々の恨みの念が、煙状の常世に宿って鬼の形を成したものである。風呂場やかまどなどに立ち上る湯気や煙に紛れ、人を襲うとされる。

キャラクタースチル

山姥

 山姥(やまんば)は、山奥など人里離れた土地に棲み、通りがかった旅人を食らう老女の妖怪。最初は温厚そうな老婆の姿で旅人に食事と宿を提供し、寝付いたあとに鋭く研いだ包丁で殺害して食べてしまうのだという。

キャラクタースチル

今川義元

 今川義元は東海道の大部分を支配下におさめ、海道一の弓取りと称えられる大大名。信長の天下統一への道に立ちはだかる、巨大な壁と言える存在だ。

キャラクタースチル

濃姫

 濃姫は斎藤道三の娘で、織田信長の正室。凛とした美しさと威厳を備えた女性で、氷のように冷たいと思われることもあるが、夫の信長を深く愛している。守護霊の薄氷蝶(うすらひちょう)は、死者の魂との関わりが深いという。

キャラクタースチル

藤吉郎(甲冑)

 藤吉郎は、主人公ともども織田信長に仕え、2人で挙げた武功により侍の身分となる。2人でひとつの「秀吉」という名を名乗り、知恵と力を駆使して戦国の世を駆け抜ける。守護霊は、日吉大社に祀られる山王権現の使いでもある「神猿(まさる)」。

キャラクタースチル

バトルシーン

【一本だたら】
巨大な鎚を振り回す一本だたら。一本だたらは鍛冶師が変じた妖怪とされ、この鎚は鉄を鍛えるために使っていたものと思われるが、今では犠牲者の血がべっとりとこびりついている
巨大な鎚が地面を叩く。攻撃が当たらなかったと安心してはいけない。一本だたらの鎚は炎の力を宿しており、打ち付けた場所に火のダメージエリアを残す場合がある。逃げ場を失わないよう注意が必要だ
常闇の中、一本だたらの攻撃がさらに激しさを増す。生み出された常世を放置するとどんどん不利になっていくので、隙を見て祓っていこう
「ダタラの妖怪スキル」:一本だたらの妖怪技は、下半身だけ一本だたらに化けて跳び上がり、足で握った大鎚を振り下ろす。威力とスピードに優れた技だが、大鎚は炎の力を宿しており、火に弱い妖怪には特に効果的だ
【わいら】
大きく伸びあがり、右腕の爪を振り下ろそうとしているわいら。危険なタイミングだが、アムリタを帯びて光る下腹を狙うチャンスでもある
「わいらの妖怪スキル」:わいらの妖怪技は、わいらの姿へと変じて常世に潜ったあと、飛び出して爪での一撃を放つ。常世に潜っている間は敵の攻撃を受け付けないため、回避手段としても使うことができる
【煙々羅】
煙々羅は巨大な鬼の姿で現れるが、正体が煙であるため身のこなしは俊敏である。巨躯ゆえに愚鈍であろうと高をくくると、手ひどい目に遭わされるだろう
巨躯から繰り出される攻撃の威力は侮れない。さらに、炎のつぶてや高熱の旋風を放ってくる場合があり、距離をとっていても油断は禁物だ
周囲一帯が常闇へと変貌した。煙々羅は炎と煙の竜巻と化し、突撃してくる。常闇の中だと、逃げているだけでは気力が枯渇してしまう。タイミングを計って攻撃中断を狙おう
【今川義元】
守護霊の属性である雷の力を宿した複数の矢を一度に射放つ、今川義元の強力な弓技。海道一の弓取りの名は伊達ではないようだ
二刀を自在に操る義元。宗三左文字(そうざさもんじ)・松倉江(まつくらごう)の二振りで、どちらも天下に名だたる名刀であり、義元の剣技もそれに恥じない見事なものだ
薙刀を振るう義元。身分のある将は合戦では馬に乗って戦うのが当然であり、馬上ではリーチの短い武器は役に立たない。そのため、槍や薙刀などの長柄の武器を操る武芸を必ず身につけていた
【山姥】
包丁を研いで獲物が来るのを待ち受ける山姥。刃物を研ぐ音が聞こえたら、奴らが近くにいると考えて警戒を強めよう
素早く駆けよって包丁で切り付ける山姥。老いさらばえた見た目だが、その動きは異様に素早く、激しい攻撃を繰り出してくる
山姥の攻撃は激しいが、慎重に立ち回るより、一気に攻め込むほうが被害が少なくなる場合がある。特に、額に光る角を砕けば大きな勝機になるという
【守護霊(薄氷蝶)】
薄氷蝶の守護霊技は、無数の薄氷蝶を呼び出して飛び回らせ、範囲内の敵全てに水属性を帯びた攻撃を加える。水属性の状態異常はダメージが増加するため、布石としても有効だ
【守護霊(六牙象)】
六牙象を招喚する主人公。強敵が宿していた守護霊が、分霊によって主人公の力となる
広範囲に落雷を発生させる、六牙象の守護霊技。妖怪化中は戦闘力が向上するが、攻撃範囲はあくまで個を対象としたものなので、広範囲への攻撃手段となる守護霊技は有用となる

イベントシーン

【煙々羅】
たたら場の最奥に設けられた大鍛冶場。神への捧げ物となる刀剣を鍛える神聖な場だが、そこで働いているはずの人々の姿は見られず、かわりに奇妙な人型の像が立ち並んでいる
人型の像と見えたのは、立ったまま炭化した人間の死体だった。ただの火ではこのようにはならない。恐ろしい高熱を操る何者かが、彼らを襲ったのだろうか
炎と煙を含んだ、魔性の風が吹き荒れる。それが凝集し、鬼の姿を形作った。煙の妖怪、煙々羅(えんえんら)だ
地獄の業火を宿したこの強大な妖怪を、討ち破ることができるだろうか?
【今川義元】
桶狭間、今川軍の本陣奥。しのつく雨の中、豪華な具足をまとった将が泰然と座し、酒杯をあおっている
その将こそ、今川義元。東海道の大部分を支配下におさめ、海道一の弓取りと称えられる大大名である。公家風の装いは、今川家だからこそ許されたもので、格の高さを示している
義元の守護霊、六牙象(ろくげぞう)が姿を見せる。強大な勢力を有する義元にふさわしい、巨象の姿の守護霊だ。天竺やその周辺国では、象の頭数で軍事力を表したという
本陣奥まで踏み込まれても、義元の余裕の態度は崩れない。自らの力と武芸に絶大な自信があるようだ。その実力が、いま明らかになる
【濃姫】
濃姫が差し出した手ぬぐいで汗を拭く信長。当時の常として政略結婚であったが、夫婦仲は良かったという
濃姫の守護霊「薄氷蝶(うすらひちょう)」は、死者の魂との関わりが深いという。父、道三の訃報を聞き、濃姫の胸に去来する想いはどのようなものだろうか

ステージ

たたら場

 山間の湖に面した鍛冶師の村は、流れ者が集住し製鉄を生業としたことから、たたら山と呼ばれていた。だが、今やかつての賑わいは失われ、村は荒廃の一途をたどっている。村の最奥にそびえ立つたたら場には、ごく限られた鍛冶師だけが立ち入りを許されるという。

桶狭間

 尾張東方の国境近く、切り立った山々に囲まれた窪地のひとつが、桶狭間と呼ばれる土地である。見通しの悪い山野は軍勢を伏せるのに適し、行軍時の休息の場に選ばれることも少なくなかった。周囲には狭隘な谷が広がるが、土地は痩せ、人家も絶えて久しい。時折、無法者や落ち武者が人目を逃れて谷へと入っていくが、彼らの姿を再び見ることは無いという。吹き上げる谷風は、何者かの呻きのように聞こえる。