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「LoL」のDCG「レジェンド・オブ・ルーンテラ」の詳細がステージイベントで明らかに

まさかの"カードパック"なし!「LoL」のテイストを色濃く残しつつ、今までのDCGとは一線を画すシステムを搭載

10月16日 発表

 ライアットゲームズは10月16日、「リーグ・オブ・レジェンド10周年感謝祭」において、発表されたばかりの新作デジタルカードゲーム「レジェンド・オブ・ルーンテラ」のステージイベントを行なった。

 ステージにはMCのハメコ。氏、ライアットゲームズのトラビス氏、本作の開発者であるショーン氏とアレックス氏が登壇。実機プレイも行なわれ、そこではインフルエンサーのせんとすさんと、しびらさんが登壇した。

 本稿ではステージ上で発表された内容を整理し、本作の魅力についてお伝えしていこうと思う。

左からMCのハメコ。氏、トラビス氏、ショーン氏とアレックス氏
せんとすさん
しびらさん

革新的なゲームシステム

 まず、本作はMOBA「リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)」の世界観を基にしたカードゲームで、「LoL」のチャンピオンや、「LoL」の舞台である「ルーンテラ」に関連したキャラクター等がカードとして登場する。

 ゲームの主軸となるのは「チャンピオン」カードで、強力な能力を保持している。また、一定の条件を満たせばレベルアップし、さらに強力な戦力となる。また、チャンピオン以外にもサポートやスペルといったカードも存在するとのことだ。

 チャンピオンのメカニクスは非常に多様。例えば、「ティーモ」は相手にダメージを与えるたびに相手のデッキに毒キノコを忍ばせたり、「ガレン」なら体力を回復するなど、「LoL」のキャラクターの特徴を反映している。

チャンピオンの効果は非常に様々。進化することで強化されることも
チャンピオンの進化時にはド派手な演出を見ることができる

 本作のデッキ構築は特徴ある6つの地域から最大2つを選び、その地域固有のカードプールから使用するものを選ぶ仕組み。チャンピオンは最大6枚まで組み込むことができる。各地域には特色があり、スピードと攻撃力重視の「ノクサス」、戦略重視の「アイオニア」など様々だ。1つの地域でデッキを組むことも可能だが、2つの地域を組み合わせることによってより特徴的なデッキにすることができる。

代地域はデマーシア、ノクサス、フレヨルド、ピルトーヴァー&ゾウン、アイオニア、シャドウアイル。地域ごとでプレイや戦略が変化する

 本作はシステム面ではターンごとに回復していくマナを使用してカードをプレイする点や、カードのスタッツ表記など今までのDCGを踏襲している点も多い。しかし、今までのDCGにあった不満点などを解消するという意気込みを持って制作されているとのことで、斬新なシステムが組み込まれていることも特徴だ。

 中でも本作最大の特徴は従来のDCGのように各プレーヤーのターンが存在し、それを交互に繰り返すのではなく、攻撃側と守備側に分かれてターンを行ない、攻撃側の行動に守備側がカウンターをとることができるシステムをとっている点だ。

 相手プレーヤーに攻撃を仕掛けられるのは攻撃側のプレーヤーだけだが、守備側のプレーヤーは、相手がカードをプレイする度に、同じようにカードをプレイすることができる。そのため、従来のカードゲームのように、「ソリティア」のようにカードを展開していき、それを相手は眺めているだけという展開は存在しない。守備側は相手ユニットの攻撃時に、そのユニットの攻撃をブロックすることが可能。どの攻撃をブロックするかは選択することができるので、必ずしも攻撃側のプレーヤーが有利とは限らない、より戦略的な駆け引きを楽しむことができるシステムだ。

攻撃側のプレーヤーの行動に合わせて守備側のプレーヤーはカードを使用できる。画像では手前の守備側が相手の攻撃に合わせてブロックをしている

 また、他の特徴的な部分として使用しなかったマナは「スペルマナ」として最大3つまで溜まっていく。スペルマナは名前の通りスペルにだけ使用できるマナで、10マナを越えるようなスペルも存在するため、マナを余らせてターンを終わらせる戦略も考えられる。

スキルにも様々な効果が存在し、ゲームをより奥深いものにしてくれるようだ。実際のプレイでも、様々なカードの効果がぶつかり合っていた

 また、カードを纏めてプレイ出来たり、相手の場から手札に戻ったカードが見られたりと、インタフェースの部分でも好感のもてる部分が見受けられる。また、アップデートも頻繁に行なわれるとのことだ。

カードの入手方法も革新的

 本作ではカードの入手のために"カードパック"を購入する必要はなく、全てのカードが無課金かつ、プレイの中で入手することが可能となっている。また、その入手方法も様々だ。

 地域のリワードシステムでは、組みたいデッキの地域を選択することでバトル毎に経験値を獲得しながら報酬をアンロックすることで、その地域のカードを入手することが可能となる。

地域のリワードシステムでは、様々な報酬が得られるようだ

 また、1週間に一度だけ開けることができる「ウィークリーチェスト」や、地域の経験値とは別に無料でたまっていく「シャード」や課金で入手できるコインを特定のカードと交換できるとのことだ。

時にはあらゆるカードと交換可能な「ワイルドカード」が入手できることも

 また本作のフレーバーテキストはルーンテラの設定を生かしたもので、既存の「LoL」プレーヤーにも嬉しい要素だ。

ステージで紹介された「メイジ狩りの捜査官」と「ラックス」の関係

 本作は本日より事前登録の受付を開始しており、2020年初頭にPC版のベータテストを予定している。また、本日より5日間、本作のプレビュー版が公開される。

 プレビュー版は今後も何度か公開される予定だが、プレイ権は抽選によって選定されるとのこと。こちらは本作の事前登録や配信を視聴することや、「LoL」をプレイすることで当選の確率が上がるとのことだ。

事前登録をすることで、本リリース時にポロスキンが入手できる
本作に関する今後のスケジュール

 本作は今までのDCGタイトルに挑戦するような大作ということもあり、今回のステージはかなり細かな紹介や、ルーンテラの知識が披露されていた。本作については弊誌でもプレイレビューを行なっていく予定なので、是非楽しみにお待ちいただきたい。

RiotGamesJPのライブビデオをwww.twitch.tvから視聴する