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神田沙也加さんとふなっしーが登場!コーエーテクモゲームス、「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」完成発表会を開催

9月26日 発売

価格:
【通常版】
8,424円(税別)
【特別版】
11,664円(税込)
CEROレーティング:B(12歳以上対象)

プレイ人数:1人

 コーエーテクモゲームスは9月26日、都内にてプレイステーション 4/Nintendo Switch用「アトリエ」シリーズ最新作「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~(以下、ライザのアトリエ)」完成発表会を開催した。会場にはスペシャルゲストとして、女優の神田沙也加さんと、ふなっしーが登場し、さまざまな話題を振りまいてくれた。その模様をお伝えしよう。

 完成発表会は、登壇したコーエーテクモゲームスの代表取締役社長・鯉沼久史氏の挨拶から始まった。最新作「ライザのアトリエ」について、「22年続くガストブランド「アトリエ」シリーズの最新作となります。本作の企画にあたっては、細井プロデューサーたちとコンセプトの段階から打ち合わせてきました。その際に話したのが“より多くの方に遊んでもらえるRPGに仕上げよう”ということです。欧米アジアを含めた、グローバルに受け入れられる作品にしようというチャレンジで、苦労はしたものの幸いにして今年5月の発表当初より、ビジュアルが多くの方に受け入れられ大きな話題を取ることができました。更に、神田沙也加さんにも楽曲で参加してもらっています。作品クオリティを高めることと、より多くの人に遊んでもらえるきっかけとして、最高のコラボレーションができたと思っています」とコメントし、ステージを後にした。

「昨日まででシリーズ過去最高規模の予約を受けている」と嬉しそうに語る鯉沼氏
TGS2019では人気が非常に高く、本職のコンパニオンさんたちが嫉妬するほど多くの人たちに撮影されていたというライザの等身大フィギュア。なお、「ライザのアトリエ」は、TGS2019フューチャー部門を受賞している

 続いてステージに登壇したのが、本作のプロデューサーである細井順三氏と、スペシャルゲストの神田沙也加さん&ふなっしー。普段、ゲームをしますかと聞かれた神田さんは「ゲームは大好きです。息抜きや気分転換に最適です!」と答えると、ふなっしーは「ゲームは遊びすぎ感があって、朝から晩までプレイしていることも。しかも、『信長の野望』や『蒼き狼と白き牝鹿』なども遊んでいました」と、2人ともゲームが大好きであることをアピール。

 ここで、人気キャラクターとして活躍中のふなっしーに向けられたのが、今後ライザたちキャラクターが人気になるために必要なことという質問。これに対しては「人気者になろうと思って行動すると人気者になれない気がします。人を喜ばせていった結果、人気者になるんです。ふなっしーは、よく“ありがとう”と言いますが、そういう感謝の気持ちはあとあと返ってきます」と、人気者らしい深いコメントで回答。これに対して細井プロデューサーは「我々も別に、太ももを滅茶苦茶押したかったわけではありません(笑)。キャラクター全体が、世界観にマッチしたデザインというのを一番意識していただけです」と応じ、今後は感謝の気持ちを持ってユーザーさんに接すると述べていた。

本作のプロデューサーを務めた細井氏と、スペシャルゲストの神田沙也加さんとふなっしー

 ここからは、「ライザのアトリエ」のオススメポイントが細井プロデューサーより語られた。最初に説明されたのが、少年少女たちの青春物語という点。「少年少女たちは、多感期には親や大人から言われることに対してさまざまな感情を持つものの、大人になってみると重要なことだったかもしれないと思います。今回描きたかったのは、日常の尊さです。等身大の少女たちが日常を通してほんのちょっとだけ成長する、青春物語を描いています」と解説すると、神田さんは「青春はみんなの心の中にあって、甘いだけではなくほろ苦かったり、少しの切なさをはらんでいたりしますよね。本作を遊ぶことで、青春時代に秘密にしていたことや、自分だけの秘密基地にしていた場所などを思い出すのではないかと思います」との感想を述べた。

 さらに、ふなっしーは「ゲーム中では見たことのないアイテムを採取しますが、子供の頃も見たことのないものを何でも知りたがります。そういった冒険は大人になる段階で必要なことだし、そのような要素がいっぱい詰まっているのが『ライザのアトリエ』です」と、細井プロデューサー顔負けのコメントをしていた。

 次のオススメポイントとして挙げられたのが、「アトリエ」シリーズ22年の集大成として、すべてを刷新したこと。特に調合システムは大幅に見直され、奥深くなりつつも初心者でも入りやすいようにしたことが語られたほか、戦闘システムもターン制からリアルタイム制を採用したことで、これまで以上に手に汗握るバトルが体験出来るようになった点だ。

 これらについて神田さんは「リアルタイムバトルは、実際に自分が対峙した相手に戦っているような臨場感があると思います。調合は、『アトリエ』シリーズ初心者が“難しくないのかな?”と不安に感じるところだと思うのですが、私もちょっと前に『アトリエ』デビューした時は不安でした。でも、ゲーム中に丁寧にわかりやすく教えてくれます。それが、今作ではもっと簡単になるということは、よりデビューしやすくなるということだと思います!」と熱くコメントすると、「そういうことです!」と細井プロデューサーも力強く同意した。

 続けて聞かれた前作からの違いについて「季節感の違いを感じました。夏の香りを感じます」と、じっくりプレイしている人らしい感想を述べていた。RPGもたくさんプレイしたというふなっしーも「プレイした作品はたいてい敵がおどろおどろしいのに、本作に登場する敵はみんな可愛い。これは、RPGが苦手な人でも入り込める要素じゃないのかなと思います」と、こちらもゲーマーらしい意見を出してくれた。さらに、それで終わらずに「ふなっしーがこの作品に登場しても大丈夫じゃないかな?」と発言すると、細井プロデューサーが思わず「ダウンロードコンテンツで参加します?」と聞き返すなど、事態は思わぬ展開に。もしかすると、ふなっしーがダウンロードコンテンツとして登場する日が来るかも……!?

思わぬ展開に、神田さんと一緒に喜ぶふなっしー

 3つ目のオススメポイントは、神田沙也加さんを起用したオープニングソング。自身が神田さんの大ファンという細井プロデューサーは「神田さんが遊ぶゲームはどんなのかと思い、ツイッターでフォローして見ていました。そこで、『アトリエ』シリーズを遊んでいることを知って声をかけました」といういきさつで、今回のオファーに繋がったことを明かしてくれた。

 これを受けて神田さんも「私も『アトリエ』シリーズデビューしたいというツイートをしたところ、ファンの方から“奥が深いから早くプレイして”というコメントをもらい、すぐに体験版などをダウンロードして遊んでいました。いつしか『アトリエ』シリーズの世界観にハマり、いつかはこの作品たちに関わりたいとつぶやいていたら、数日後にお仕事の話が来ました」と、その反応の早さに驚いたことを告白。

 オープニングソングをどのような気持ちで歌ったのかを聞かれ「爽快感があって気持ち良く聞いてもらえるんですが、なぜか全体的なニュアンスがどこか寂しくて、それが青春を思い起こさせるほろ苦さを含んでいるなと思ったので、微笑みだけではなくさまざまな思いが入ると良いなと思いながら歌いました」と答えてくれた。初めて聞いた時は細井プロデューサーも「神田さんの声が本当に合っていて、感動しました」と述べると、ふなっしーも「声が綺麗で、天使が舞い降りて歌うなら、こんな感じになると思ったほど綺麗」と大絶賛したのが印象的だった。

「オファーが来た時は、ホントに嬉しくて大喜びしました」とコメントする神田さん

驚きの回答ばかりが飛び出した、3つの質問コーナー

 細井プロデューサーが降壇後、神田さんとふなっしーに対してあらかじめ質問に答えてもらったフリップを見ながらのトークショーが行なわれた。最初の質問は、「学生時代の甘い・苦い思い出は?」というもの。これに神田さんは「憧れの先生がいた」と回答。「転校が多くて、慣れない環境で不安になっていたときに、とても親身になってくれた先生がいました。男女問わずで、先生という仕事は凄いと思いました」と昔を思い出しながら話すと、「小学生時代、電車が好きで一緒に見に行ってくれた先生がいました。そういう先生は、ずっと思い出に残りますよね」と、ふなっしーも昔の記憶をたぐり寄せながらコメントしてくれた。

 続いて、ふなっしーのフリップがオープンされると、そこには「ザリガニを焼いて食べた」という衝撃の回答が。話を聞いてみると「小学生時代、ザリガニを見たことのない女の子にザリガニを釣ってあげたらとても喜んでいたので、つい『ザリガニは食べられるんだよ』と言ってしまい、その場でさばいてライターで炙って食べたら、次の日から口を利いてくれなくなった」という、もの凄い内容が飛び出した。「食べたザリガニにはワタが残っていたらしくて、それが苦かった……ほろ苦い思い出と言われると、これを思い出します」というオチで綺麗にまとめ、最初の質問は終了となった。

1つ目の質問に対しての2人の回答

 2つ目の質問は、「今だから言える、大人に秘密にしていたこと」。ふなっしーが開示したフリップに書かれていたのは「いつ刺されてもいいように防具を着けていた」という、またも驚きの回答が。「小学校高学年時代に、いつ襲われてもいいようにお腹の部分にアルミ製の蓋を忍ばせていた」そうで、会場に集まった取材陣も、どんな顔をすれば良いのかわからなくなったほど。

 この流れで話を振られた神田さんだが、今だから言える秘密にしていたこととして「家族が寝静まった後、こっそりゲーム機の電源を入れて延々とやっていた」と答えた。自宅環境が厳しく、あまり長時間ゲームを遊ぶことが許されていなかった神田さんだが「でも、遊びたいじゃないですか!親が寝静まったら静かにベッドから這い出て、部屋を真っ暗にしたまま延々とゲームを遊んでいました」と、子供ならではの秘密を告白してくれた。

こちらが2つ目の質問に対しての回答

 最後の質問となったのは「もしかして自分だけが知っている?お互いの“秘密”を発表!」。プライベートでも仲の良い神田さんとふなっしーということで、この質問が選ばれたそうだ。これに対して、「イリュージョンスポットはめっちゃ固い」と答えたのは神田さん。「ふなっしーの背面にはイリュージョンスポットという場所があって、飲食する時はイリュージョンスポットからイリュージョン(飲食)するんですが、顔などはフワフワしているのにイリュージョンスポットはめっちゃ固いんです!」と、ふなっしーの秘密を暴露。

 すると、ふなっしーは「神田さんは、意外と押しが強い」と回答し、その一例として「ふなっしーのDVDに出たがる」ことを教えてくれた。ここで神田さんが「いつもナレーションだから、本編のロケに何で連れて行ってくれないの!と毎回言ってます」とプレッシャーをかけると、なんとふなっしーから本編出演の快諾を取り付けることに成功!最後は「ライザのアトリエ」とは関係のない話題で終了となった。

最後の質問に対する2人の回答。神田さんは、ふなっしーのイリュージョンスポットを説明しまくっていた