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飛ぶ時って確かに手はそこ! PS VR「マーベルアイアンマン VR」を体験

キューピー飛びにリパルサーレイ。トニー・スターク的空飛ぶ訓練が気持ちいい!

2019年 発売予定

価格:未定

 今やすっかりマーベルヒーローの顔となったアイアンマンになりきれる。そんな夢のようなVRゲームがPS VR「マーベル アイアンマンVR」だ。

 ゲームの内容は非常に明快で、プレーヤーはアイアンマンとなり、空を飛んだり射撃をするというもの。両手に1本ずつPlayStation Moveを持ち、それがそのままアイアンマンの両手として機能する。空中移動も射撃も、すべてこの両手でコントロールしていくというわけだ。

 TGS2019の試遊版では、自宅周辺を飛んで各機能をチェックしていく、という基本的な内容がプレイできた。

【『マーベルアイアンマン VR』 アナウンストレーラー】

 ところで、アイアンマンが空を飛ぶ時の手の位置をご存知だろうか。そう、腰である。アイアンマンは主な動力源が掌と足の裏にあるので、スピード全開の時は両手は腰の横辺りに置いて、掌は後方に向けることになる。

 その格好がキューピーちゃんのポーズに似ているので、少なくとも筆者は「キューピー飛び」と呼んでいるのだが、「マーベル アイアンマンVR」でまず最初に教えられるのは、飛ぶために手をこの位置に持ってくることだ。

これがキューピー飛び

 手を腰よりちょっと後ろに上げるのがコツで、そうすると前に飛びつついい感じに上昇していく。もう少し上げると高度は下がるが速く前方に飛べたりして、微妙な加減も反映される。

 これを基本としながら、手の位置を変えていくことで横に飛んだり後ろに下がったり、時に下降もして空中を自由に飛行することができる。

 コツが掴めてきたら、次はリパルサーレイの練習。リパルサーレイは、掌からビームを発射するアイアンマンならではの攻撃方法のこと。こちらは非常に直感的で、ビームを撃ちたい方向に手を向けてボタンを押すだけ。画面上にしっかり手が出てきてビームを撃ってくれるので、とてもアイアンマンの気分になれるのがいい。

 またパンチもある。PS Moveを前に突き出すと、グッと前に出ながら強烈なアイアンパンチを繰り出せる。訓練ではパンチ用の的が出てくるのだが、これをパリーン! と割る演出が気持ちいい。

リパルサーレイ
パンチ

 訓練では指定位置を順番通りに通過するものや、ドローンとの対戦が用意されているのだが、やってみて思うのは射撃やパンチはともかく、空中移動の操作がかなり忙しいということだ。

 動きたい方向に手を掲げつつ、もう片方の手でリパルサーレイの狙いを付けていたり、敵の攻撃を避けるために両手で方向を調整したり。「あ、トニーさんってこんなに激しく手を動かしていたんだ」とアイアンマンになってみて初めて気づいた。

 しかし段々慣れてきて空中を飛ぶ感覚が掴めてくると、アイアンマン的飛行アクションがだんだんクセになってくる。すべての操作を手の方向とボタンの組み合わせだけで行なえるので、慣れてくればむしろ直感的で非常に楽しい。

 プレイ中は体をクルクル回すので、足などにコードが絡んでしまうのが少しやっかいだが、この空中散歩(+戦闘)感覚は本作ならではと感じた。想像以上にアイアンマンになれる「マーベル アイアンマンVR」、おすすめである。

試遊ではトニーの自宅周辺を気晴らしに飛ぶ、くらいのライトな設定だったが、資料によれば「歴代の敵」とバトルしたりアイアンマンスーツのスキルはカスタマイズもできるという