ニュース
街を自分の絵で染め上げる! 「アッシュと魔法の筆」試遊バージョンレポート
2019年9月12日 10:00
TGSのSIEブースでは、PS4向けアクション「アッシュと魔法の筆」をプレイすることができる。試遊版では限られたステージだが、本作の大きな特徴「絵に命を与える」という楽しい体験ができる。アッシュの魔法の筆で、暗くよどんだ街が復活するその楽しさを体験できるのだ。
本作はステージに様々な絵を描くことで世界を変えることができるアクションゲーム。背景を自分好みにアレンジしたり、一緒に街を探検するかいぶつの姿を自由にカスタマイズできる。世界を自分色に塗り替える楽しさを実感できるゲームだ。今回は試遊版をいちはやく触ることができたのでその感触をレポートしたい。
少年アッシュの魔法の筆で、街はカラフルに息づく!
「アッシュと魔法の筆」の主人公・アッシュは絵が得意だが人とうまくコミュニケーションできない孤独な少年だ。彼は“かいぶつ”を描きためたノートをいじめっ子に取り上げられ、ページをばらまかれてしまう。
アッシュはふとしたことで“魔法の筆”を手に入れる。そして自分を呼ぶ声を聞くのだ。アッシュは魔法の筆で友達であるかいぶつを描く。そうすると壁のかいぶつに命が与えられ、アッシュに語りかけてくるのだ! アッシュはかいぶつ達と助け合い、街中に絵を描いていく。暗くよどんでしまったこの街に再び活気をもたらすのだ!
壁に絵を描ける、描いた絵が躍動感たっぷりに動く。それが「アッシュと魔法の筆」の楽しさだ。絵はコントローラーのセンサー部分を動かして描く。実際に絵を描くような繊細な動きではなく、絵柄を決めて画面を刷毛で塗るようにコントローラの青く光るセンサー部分を動かすことで、壁が絵で塗りつぶされていくのだ。これが気持いい。
かいぶつも同じように描く。面白いのは筆を大きく動かすとかいぶつの身体が長くなること。これにツノや触覚を描き足すことで自分だけのかいぶつになる。かいぶつは壁の中を生き生きと動き、アッシュに「こういう絵を描いてくれ」、「遊んでくれ」と要求をしてくる。かいぶつの願いを叶え、壁に絵を描き、街中を明るくしていくのがゲームの目的である。
かいぶつは様々なものがいて、背景も多彩だ。街中にはいじめられっ子に破られたノートのページがあって、アッシュがこれを取りかえすことで絵のモチーフが増えていく。ここは星空、ここは大きな木を、ここは草原を、太陽を、炎を! かいぶつの願いを叶えるだけでなく、自分で絵を組み合わせていくのが楽しい。自分の思い描く絵を組み合わせて作り、街を染め上げていく。本作はそういうゲームであることを、試遊バージョンは教えてくれる。
街に絵を描く際はいじめっ子達に要注意だ。彼らはアッシュを見つけると追いかけてくる。時には声を出していじめっ子達を誘導するのも重要だ。街の暗い部分では「スーパーペイント」の力が必要となる。かいぶつ達の求める絵を描くことでスーパーペイントの力はたまっていく。いじめっ子達を避けながら、街を美しく塗り替えていくのだ!
「アッシュと魔法の筆」は街に自由に絵を描くという独特の楽しさを持ったゲームだ。かいぶつだけが友達というちょっと暗い独特な感じと、闇を照らす美しい絵という幻想的な雰囲気が独特の魅力だ。一般日はぜひ本作の面白さに触れて欲しい。